バリーアイランド

イギリス(PC)>エッセイ(携帯)カーディフの食べる・泊まる・遊ぶ>バリーアイランド

 「ケリー、実にばかげている(stupid)と思わないかね。夏になると人は海のほうへと行きたがる。」

 ウェールズ人の友人は、私が先日バリーアイランドに行った時、ひどい渋滞にあった話をしたあと、まったく同感だと言って続けてくれた。あとでよく考えると、友人も私も、この「ばかげている人たち」に含まれているわけだ。

 カーディフから南西のほうに車で一時間ぐらいのところに、バリーアイランドというリゾート地がある。ちょっとした砂浜があり、それに沿うようにしてフィッシュ・アンド・チップスのレストランや遊技場が立ち並んでいる。

 バリーアイランドの中でひときわ目に付くのが遊園地、プレジャーパークだ。と言ってもいわゆる絶叫マシーンなんて言うものはない。せいぜい急流すべりや、ローラーコースターぐらいだ。

 ローラーコースターなど、乗り物のいくつかは、よく見ると台車の上に乗っている。驚いたことにこれらは車輪がついている移動式だ。

 イギリスでは移動式の乗り物が多い。シティーセンターを歩いていても、歩道上にゴーカート風乗り物があったり、小さなカルーセル(メリー・ゴー・ラウンド)があったりする。

 こんなわけだから、たとえば、何かのフェスティバルがあると、昨日まで駐車場だったところに突然、遊園地が出現したりする。夜のうちに移動式の乗り物類がつぎつぎと運び込まれるわけだ。遊園地の原型は移動式の乗り物が一箇所に集められたもの、だったのかも知れない。

 プレジャーパークでは、多くの移動式の乗り物が固定されている。移動式なので、小ぶりの乗り物が多い、という事になる。

 水は冷たく、海水浴向きではないが、それでも、イギリスの短い夏、カーディフから、大勢ここにやってくる。プレジャーパークも営業は夏の期間だけのようだ。

 道路はここで行き止まりになっているので、ピーク時は当然のように渋滞する。電車なら、カーディフのシティーセンター東側のクイーン・ストリート駅からバリーアイランド行きが出ている。

 バリー"アイランド"は実際は半島。もともとは小さな村に過ぎなかったのだが、カーディフに対抗する港として開発され、第一次世界大戦前には、カーディフをもしのぐ石炭の輸出量を誇った。

バリーアイランド(PC用画像)バリーアイランド2画像バリーアイランド3画像

カーディフから南西、A4055沿い。電車: Barry island 駅下車すぐ。


イギリスエッセイ目次に戻る KeriMaedaWales