青いインク

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 歌の歌詞にあったような気もするが、「青いインクがきれいでしょう〜」。

 日本のボールペンは、圧倒的に黒が多いのに対し、英国のボールペンは青のインクが多い。日本は、もともと「筆」「墨汁」という文化があったから、黒いインクのボールペンのほうが自然だったのだろう。

 英国はどうかと言うと、タイプライターの時代が長く続いた。タイプライターは黒い印字だ。なぜ英国のボールペンが黒くないかというと、このタイプライターに秘密がある。

 英国で正式な書類といえば、タイプされた文章にサインがあるもののことをいう。黒くタイプされた紙には、青いインクで署名したほうが見栄えがいい"Looks nicer"。次に、コピーが現れた。この機械も、黒いトナーを使う。コピーされた紙にも青いインクがきれいに見える。しかも、青いインクで書いたものは、コピーではなく手書きのオリジナルだ、という証拠にもなる。

 英国に住んでいると、毎日のようにダイレクトメールが届く。仰々しい紙に、黒い活字と、青インクのサイン。こんなジャンクメールにいちいち直筆のサインなんかあるはずもないのだが、それでもわざわざ青インクで印刷してある。

 英国人にとって、青いインクは譲れないもののようだ。


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