ボンファイア、ガイフォークスディ

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 ボンファイアとは、「大きな屋外の火」のこと。大かがり火とかに訳されている。イギリスでボンファイアと言えば、11月5日のガイフォークスディ前後の週末に行われるボンファイアナイトの行事を差す。

 行事と行っても、簡単に言うと花火大会。イギリスの至るところで、夕方から花火が上がっている。カーディフでも、特にカーディフ城、レイク、カフィリー城など、人が集まりやすい所では大きな花火大会が開かれていた。本来はGuyと呼ぶ人形を燃やすのがクライマックスらしい。

 私はこの日はいつも、家族と近くのカフィリー城に行くことにしていた。城壁にはレーザー光線が飛び交い、打ち上げられた花火は城の掘りに湛えられた水面に反射して美しい。掘りの周りの芝生には、小さな移動式の遊園地が作られ、屋台も出てたいそうなにぎわいだ。

1 冬の花火

 イギリスでは、花火は年間を通じて打ち上げることも、販売することも禁止されているようだ。ボンファイアは、いわば例外として認められていて、花火がお店に並ぶのも、ボンファイアの一週間前ぐらいだけぐらいだ。従って、夏に花火をしたくても、普通は手に入らない。

 冬に花火を上げるのは、花火が夏の風物詩である日本人には奇妙に思える。しかし、夏ともなると日没は10時ぐらいになるイギリスでは、いくら何でも"今夜11時から花火大会"と言ってみたところでこれでは人は集まらないだろう。やはり、日没の早い冬の方が、家族連れには向いている。

2 ガイフォークス

 よく分からないのが本音だが、聞いた話を総合すると、どうやら議会転覆を企てたガイフォークスと言う人が捕まった日らしい。議会(と言うとあのビッグベンがある所か?)に爆弾をしかけたそうだ。捕まった彼は、火あぶりになったと言うがこの辺からだんだん話が怪しくなってくる。ガイフォークスを極悪人のように言う人もいれば、反対に英雄視している人もいて、ガイフォークスディも、ガイフォークスが捕まった日、処刑された日、ひどいのになると生まれた日と言う人もいる。

 花火大会と言っても、日本のそれのように「何万発」と言った数には遠く及ばず、「え?これだけ?」といううちに終わってしまうので、早めに行かなくてはいけない。いずれにしても、集まった人たちは、この夜は大いに楽しむ。

ボンファイアガイフォークスナイト Caerphilly城を背景に打ち上げられる花火


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