ブレストその1_言い間違い

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 日本語でも言い間違いするぐらいだから、外国語となるともう、これは言い間違い、聞き間違い、思いこみの連続だろう。いいじゃない、外国人なんだから。笑って許して。

 F先輩はアメリカの会社の社長に抜擢された。F先輩とは以前、職場でバンドを組んでいて、公私ともにお世話になったものだ。先輩は持ち前の美声でボーカル担当、私はビジュアル系キーボード担当だった。

 F先輩がアメリカの会社の部長をしていたとき、仕事で(遊びじゃなくて、仕事)訪問したことがあった。私が出張すると聞いて、「ぜひ会いたい」と言っていたF先輩。呼びつけておいて人を待たせるのは、バンド時代からのF先輩の得意技で、私が約束の時間に事務所に行くと、「Fさんは出張中でまだ帰っていません」と部下のTさん。仕方なく、Tさんと世間話をして待つことにした。

 Tさんによると、F先輩はもちろん英語が達者なのだが、それでも言い間違いをするという。部長ともなると、部下のアメリカ人でも突っ込みにくいらしく、本人に言えばいいのにわざわざ私に話して聞かせた。F先輩の秘書、S嬢が胸をわずらって病院に行ったときのこと。朝のミーティングで「今日、秘書のSさんは、ブレストに問題があって病院に行っている」とF先輩。ブレスト(breast)は確かに胸のことではあるが、胸の前部、特に女性の乳房を指す。「咳が止まらず胸を見てもらう」などというときの胸部は、チェスト(chest)だ。

 会社を休んで病院に行くとは、美人秘書、S嬢の乳房にどんな問題があったのかと、余計な想像をしてしまう。

 その後、F先輩と食事をしたのだが、わざわざブレストの話しは切り出しにくく、帰国後、お礼のメールを入れたときも躊躇してしまい、結局言わず仕舞いになってしまった。

 F社長となった今、もはやブレストごときでメールするのもどうかと思われる。

 後輩としては、社長秘書が健康で、特に胸部に何の問題もないことを祈るばかりだ。

ブレストその1 ブレストその2 ブレストその3


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