英国の軍隊

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 敗戦国日本に戦争放棄の憲法を導入させた超大国が、あいかわらずそろばんずくで戦争を続けているというのは皮肉なことだ。戦勝国のひとつ英国では、有事の際に備えてさまざまな準備をしている。

 高速道路を走ると、空軍基地近くで突然ラジオが聞こえなくなったり、高い策に囲まれた古い倉庫が実は弾薬庫だったり、地下発電所には、「撮影禁止」の無数のなぞの横穴があったりというぐあい。

 いうまでも無いが「この近くに英軍の秘密施設があります」などという間抜けな看板は無い。戦時中は、ロンドン名物の地下鉄の通路が、戦略会議室として使われたこともある。

 徴兵制は無いが、軍隊に入隊する人も当然いる。米国同様、職業軍人だ。転職にあまり抵抗が無い国では、職場に「元英国陸軍兵士」がいても、まったく不思議ではない。軍隊といっても、皆が鉄砲の打ち方やほふく前進の訓練ばかりやっているわけではなく、さまざまな仕事がある。

 軍隊で電気技師をしていたという同僚は、休み時間に英国アーミーのボディーランゲージを教えてくれた(きっと役には立たないと思うけど)。話しは違うが、反戦、平和のシンボル、鳩の足先を円で囲んだようなあのマークは、英軍の手旗信号が元になっているそうだ。

 とにかく、軍隊は国民の身近な存在であり、さまざまな技術を学ぶ機会を与えている。


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