英国車絶滅?

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 最後の砦と思われていたロールスロイスもついに外国資本の傘下に入る。これでローバー、ジャギュアーと同様、イギリス資本で運営される大手の自動車メーカーは姿を消した。

 最近、といってもここ数十年の間に、あの産業革命を起こした国の製造力は金融の台頭と反比例するかのように落ちてきた感がある。ヨーロッパ大陸の人が時々口にする"今時イギリスで製造業をやってどうなるんだ。車も何でもドイツとフランスに任せておけばいいんだ"ということを証明するかのように次々とドイツ資本に取り込まれていっている。

 ただ、日本と違って、まだイギリスでは大手メーカーに統合されずに生き延びている、ごく小規模から中規模の自動車製造者たちがいて、次々と大手が買収されていく中でもユニークな車をがんばって作り続けている。

 ミスター・ビーンは日本でも紹介されているからひょっとしたら見たことがある人もいるかもしれないが、その中でミスター・ビーンが彼のミニを駐車場に入れようとしたときに、駐車場の中から三輪の自動車(リライアント・ロビン)がでてきてひっくり返るというシーンがあった。

 実際にその三輪自動車が転んでいるのをついに見ることはできなかったが、三輪自動車を作っている会社のほうは倒産と再建を繰り返しながら今日に至っていると、以前テレビの特集で見たことがある。

 この三輪車もミニも共にれっきとしたイギリス車であり、熱心なコレクターも現実に存在しているが、一般のイギリス人の間ではどちらかと言うとたまにジョークの種になる存在でもある。

 そういった車たちの存在や、ガレージ魂のこもった車、日本とはちょっと違った変わり種の車が並ぶモーターショーの事もいつか述べたいと思うが、ここでは会社は売ってもスピリットまでは売りとばさないでほしい、という願望をつけ加えるだけにしておきたい。


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