おいしくなったか?イギリスの料理

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 イギリスの料理はおいしくない、というのが通説であったが(※1※2)、ここに来てずいぶん改善されたという話しを聞いた(注: エイプリルフールじゃないよ)。

 一部発達した分野を除いて、イギリス料理といえば、「グリルド何とか」「ロースト何とか」ばかりで、焚き火の代わりにオーブンを使い、お皿に乗せてナイフとフォークとで食べる以外は、先史時代からほとんど変わらない調理方法だった。

 だが徐々にではあるが、これまでも変化の兆候はあった。ステーキのところでも書いたように、肉の焼き方ひとつとってもグルメの国に近づきつつあった。ウェルダンなどを頼むと、限りなく焼きすぎた、小さく縮んでゴムのように硬くなったカタマリが出てきたものだが、今はそれほどではないらしい。

 もともとイギリスはおいしいものに目が無かった。たとえばおいしいお茶のためならば、戦争をもいとわない、といったぐあい。植民地を広げていったのも、経済的理由ももちろんあるが、その国の「おいしいところ」は本国にしっかり持ちかえっている。

 すでに紹介したように、日本のカレーも、イギリス人の飽くなき美食への探求なくしては生まれなかったことだろう。ついでに言うと、日本のカレーは現在、台湾人の間ですごく人気があるらしい。

 150年支配していた香港をいよいよ手放す決心がついたのも、自国の料理に自信がでてきた表れなのかもしれない。

 そんな他愛のない話しを面白おかしくしてはみたものの、本当においしくなってきたのか、今ひとつ信じる気になれない。


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