ブラウンシュガーとは

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 日本に比べ、イギリスでは恋愛感情に関する表現を頻繁に使う。もう、大安売りと言った感じだ。日本人には、「免疫」が無い分、欧米の人からそういう言葉をストレートに聞かされると、真に受けてしまう事が多いのではないか、と心配している。

 イギリスの会社にいたときのこと。職場で付けっぱなしにしているラジオから、ふと聞こえてきた歌詞。

 "・・・ブラウン・シュガー・・・"「ねえ、これ何の歌?砂糖の歌?」と聞くとスコットランド人の友人は答えた。

 "ブラウンは黒人、シュガーは恋人のこと。だから、黒人の恋人って言う意味!"。ほう、なるほどね。

 何でも挑戦意欲旺盛の私は、事務所に戻って早速使ってみた。

 "お願い!これとこれ、郵送しておいて。'シュガー'"

 アシスタントの女性は、最後の一言に明確な反応を示した。

 "OK、送っておきますわよ、'シュガー'"

 それから彼女と私は'シュガー'で呼びあうことになり、ついでに前出のスコットランド人は'ハニー'という事になった。

 'シュガー(Sugar)'の短縮形は'シュグ(Sug)'で、主に命令する時、詰問するとき等に使う。それからと言うもの、彼女は私の仕事上の些細なミスを見つけては、この'Sug'を躊躇無く使った。

 恋人、いとしい人という表現には、地域、年齢により、さまざまな言葉が使われる。上で挙げた例は、もちろん誇張表現であり、(取りあえず嫌いではない程度の)知りあい、という呼びかけに過ぎない。

 だから、欧米人、特にラテン系の人にこれらの言葉を言われても、額面通りに受け取ってはならない。

 スペイン語の「はじめまして」は、"エンカンタド"(男性形)、直訳すると、「私はあなたに魅了されました」となる。

 初対面なのにいきなりだよ!


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