カーステレオ

イギリス(PC)>エッセイ(携帯)文化・習慣>カーステレオ

 中華のテイクアウトで順番を待っていた時のこと。一人の男が手にカーステレオを持っていた。電線が垂れ下がっている。「あれ、今、盗んできたんじゃないの」隣にいた知人が言う。「まずいよ、こっちにらんでる」。

 残念なことにイングランド、ウェールズでは、車上荒らし、車泥棒が多い。イギリスの車は日本に比べて何重にもセキュリティー装置が取り付けられているにもかかわらず、いろんなものが持っていかれる。たとえ小銭であっても外から見えるところに放置していたら、躊躇なくガラスを割られる。

 カーステレオも持っていかれる。闇のルートで売られるのだ。盗まれた自分のカーステレオを闇市で見つけた、という話もある。

 イギリスの車からカーステレオを取り外すのは簡単だ。カーステレオの左右に二つずつ、合計四個の穴が開いている。ここに棒を少し強めに差し込んで、やや外側に広げながら同時に引っ張り出すと、棒にくっつくようにして出てくる。どこにでもあるワイヤハンガーを切って、U字型を二つ作り、先端の被覆を剥けば、取り外すための棒ができる。

 簡単に盗まれてしまうので、何らかの工夫が必要になる。盗難されたカーステレオを使えないようにしてしまえば、盗難も無くなるだろうということで、キー・コードと呼ばれるシステムが導入されている。一回電源(バッテリー)からはずされると、暗証番号を入力しない限り使えない、というものだ。

 これはなかなか有効・・・のはずが、完璧じゃない。バッテリーがあがるたびに「暗証番号を入れろ」というメッセージが出るのだが、暗証番号を書いた小さな紙切れをいつまでも大事に持っている人は少ない。代理店などに持っていって、「番号がわからない」と言えば、コンピュータで調べて教えてくれる。これを悪用すれば、とってきたカーステレオの暗証番号もわかってしまうのだ。

 カーステレオが簡単にはずせるのはイギリスの車だけかと思っていたら、つい最近、日本車のも同じやり方で取り外せることを知った。

 日本は良い国だ。

WIRE(PC用画像)


防犯システムならここ

ケイタイ向け

mうぇーるず屋

PC向け広告

英国商品リンクうぇーるず屋


イギリスウェールズエッセイ目次に戻る KeriMaedaWales