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春といえば桜。イギリスにも桜が咲く。パッとさいてパッと散る。何とも潔い花とされているが、イギリスの桜はどういうわけかなかなか散らない。

カーディフの至るところに桜の木はあるけれど、何といっても市内のちょっと北に位置するレイクの周りの桜はなかなか立派だ。日本人の同僚と一度は花見に行こうかと言っていたがついにその機会はなかった。レイクと言えば、天気のよい日は老若男女がその周り3キロあまりをのんびりと散歩をするという風景がまず目に浮かぶ。まあ、こういうところで日本式の(花はそっちのけでの)飲めや歌えというのはちょっといただけないのかもしれない。

桜だけでなく、春は菜の花もきれいだ。春も終わりころになるとワラビも取れる。もちろん、ワラビ何ぞを摘んでいるのは日本人ぐらいのものであるが。日本でよく見る草花を異国の地で見つけるというのは何となくほっとするものである。

イギリスの桜は一度咲くと1、2カ月は咲いている。なぜそうなのかは分からない。いや桜の種類が違うんだ(*)だとか言う人もいるが、三寒四温、春一番と何かと気温の変化が急激な日本の春に比べ、イギリスのそれは一年のうちでも最も穏やかでよい季節であるというのが一つの大きな理由ではないであろうか。

(*:ヨーロッパで多く栽培されているのは、同じバラ科の植物、すももの一種だそうです)99年4月追記


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