タバコ増税の善悪

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 日本でも生活習慣病対策でタバコの税金をあげることを検討しているらしい。タバコを吸わない私にとっては、増税はまったく問題無い。

 先進国とはよくいったもので、欧州、または北米で起こったことは、数年後、数十年後に必ず日本で起きる。イギリスではとっくの昔にタバコの増税をしていて、びっくりするほど値段が高い。例えば一箱500円、なんていうのもある。だから日本のタバコが、数年後に500円になっても驚いてはいけないのだ。

 イギリスの街中を歩いていると、見るからに未成年の子どもが、「おじさん、タバコ持ってない?」と聞いてくる。教育、健康のためにも渡すべきではない。そして、そんな光景が数年後の日本で必ず起るのだ。

 もう一つ、イギリスのタバコ税で面白いことがある。一箱20本入り、という基本は日本と同じなのだが、銘柄によっては18本しか入ってないものや17本しかないものもある。足らない本数は、実は税金分だという。2ポンド50ペンスとして、税金分を引いたら、20本じゃなくて17本になった、というぐあい。この「加減」が、税金の引き上げ分を吸収した結果なのか、地方税みたいなのがあって調整しているのか、あるいは喫煙者に、「この分だけ税金でいただきました」ってメッセージを送るためなのか、そのへんはよくわからない。

 それにしてもあのイギリスで、17本とか中途半端な本数で、よく包装できるものだ。日本だと、なにかまた大げさなハイテク自動タバコ本数コントロールシステム、なんてのを巨額の税金を惜しげも無く注ぎ込んで導入するところであろう。

 イギリスでもまさか手で入れているわけではなかろうが、信頼感が今一つのあの自動機でコントロールできているとしたら、たいしたものだ。あるいは、その自動機がばらついて、17本や18本になっているのかもしれない。

 いや、そもそも20本入れるつもりが17本になっていたりして。


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