体にいい?イギリスのコーラ

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 ベビーカーに、赤ん坊がのっている。口にくわえているほ乳瓶の中身が褐色のコーラだったらあなたは驚くであろうか?初めて見たときは私もその場に立ちすくんでしまった。

 よく外国に行ったら水道の水を飲まずにミネラルウォーターを飲むようにと勧められるが、その外国に住んでいる人が、同じように水道水に不安を持っていても不思議ではない。イギリスにも、これこれの病気は水の質によるものだといって浄水器をつけたりミネラルウォーターを飲んだりする人もいれば、まったく気にせずに水道水を飲む人もいる。

 ただ、平均的に見れば、加工された液体ほど安全であるという認識があるように思える。たとえば、ビールや、サイダーなどはかつては水代わりだったといわれている。今では未成年はアルコールを飲むことを許されていないため、コーラの登場となったのではないだろうか。

 日本でも、たまにお医者さんが「ポカリ****を飲みなさい」と患者に勧めるような感じで、イギリスの医者が"コーラを飲みなさい"と勧めることがある。薬を出してもらうとき"水かコーラで飲む"ように言われることもある。

 どちらが正しいとか、コーラが健康に良いとか悪いとかここで述べる気はないが、ところ変わればずいぶんと違うものである。

 日本に帰って、あるコーラのテレビ宣伝を見ていたら、コーラを飲んだ子どもが「大人の味」が分かるようになったというようなくだりがあった。これにもちょっとした逆カルチャーショックを受けた。郷にいればのたとえ通り、すっかりコーラの味を覚えてしまった娘に「日本ではイギリスみたいにコーラばっかりのんではいけません」とは言ってみるものの、いまさら説得力がないものである。


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