クリスプス

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 crispとは、ぱりぱりする、もろいとかいう意味のことば。日本でお酒を飲むなら居酒屋、英国ではパブ。日本の居酒屋なら、黙って座れば、まず、突出(つきだし)が出てくる。これに対し英国のパブでは、突出どころか、いわゆるつまみというものはほとんど出ない。数少ない「おつまみ」は、ピーナツとクリスプス。

 クリスプスとは、日本やアメリカで言うポテトチップスのこと。ポテトを薄く切って、ぱりぱりする(crisp)まで油で揚げたもの。いろんな味がある。最も基本的なのは、ソルト&ビネガー、酢と塩味だ。英国ではフライドポテトのことを、チップスと呼ぶが、酢と塩をかけて食べるのが一般的。それで、ポテトチップスのほうのクリスプスにも、酢と塩の味付けをして食べるのだ。わかりやすいようなややこしい話?

 他にもベイクトビーン、ビーフ&オニオン、チーズ&オニオン、チキンティカマサラ、ピクルドオニオン、バーベキュー、プラウンカクテル、スィート&サワー、ローストチキンなど、いろんな味があるので、試してみよう。

 それにしてもろくなつまみも無しにビールだけ飲むのは、慣れないうちはつらいものだ。英国人にはおしゃべりがつまみ。男も女もしゃべりまくる。それで激しく口を動かしながら食べられるつまみに人気があるのだろう。

 英国のパブでは、ぺちゃくちゃ、ぐびぐび、ぺちゃくちゃ、ぱりぱり、ぐびぐびと夜が更けていく。


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