英国の少年犯罪対策

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 非行に走る少年少女の若年化は、日本固有の問題ではない。

 時計じかけのオレンジという英国の映画は、近未来のロンドンを舞台に非行少年を更正させる物語。犯罪、暴力を繰り返す主人公を更生させるために、新しく開発した「洗脳実験」にかける。一見、成功したかにみえた実験。出所後、彼がとった行動とは?・・・

 描写があまりに過激で、社会への悪影響が心配された問題作。実際、英国では上映中止になっている。

 現実の非行少年更正の実態はどうかというと、聞いた話ではずいぶんと待遇が良いらしい。非行に走るのは教育が充分ではなかったとして、問題を起こした少年を再教育する。ここまでは理解できる。

 さらに、視野がせまいことが問題行動を引き起こす原因だとして、何と外国への研修旅行をさせる。悪事をはたらくと、無料で海外旅行ご招待というわけだ。

 これが全部税金でまかなわれるのだから、国民はたまったものではない。行き過ぎた制度だとして、当時見なおしの声も高かったので、今では廃止されたかもしれない。

 1971年に描かれた「近未来」は現在になった。過激だったもの、想像を絶したものは当たり前になった。


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