ビミョーな英語

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 「ねえ。映画好き?」「ん〜普通」「じゃあ、一緒に映画見に行こうか?」「ん〜微妙」。最近の日本語を聞いていると、イエスかノーか、はっきりしないものが多い(2003年現在)。

 英国など外国では、イエス、ノーをはっきり言うとされている。確かに英国人は「言い争って勝つ」ための教育を小さい頃から叩き込まれる。日本でも最近になって「ディベート」つまり討論するという教育が盛んになってきた。討論をするためには、自分は肯定意見なのか否定意見なのか、最初にはっきりしておかねばならない。はっきりした上で、自分の意見が相手よりも正しい、的を射ている、優れている、ということを論じていくわけだ。

 では、英語にはイエスでもノーでもない言葉はないのか、というと、やっぱりある。"It depends." "That all depends."などがそれ。「状況によるね」という意味だ。「映画は好き?」と聞かれて「恋愛ものなら良いけど、戦争映画は嫌い」という場合や、「一緒に行く?」と聞かれて「あなたと二人きりならば行かない」という場合、この言葉を使えばよい。

 「どっちでもよい」というより「状況による」と言った方が、自分の意思、意見を持った上で、「状況がはっきりすればイエスかノーか決めるんだ。」と、より積極的な印象をあたえられる。もちろん、それ以前に「私には関係ないことだ」と論争自体から取りあえず身を引く技もある。

 英国では、特に責任問題が絡んでくると「誰それが、何々といったから」という言い方をよくする。こうなったのは「自分のせいじゃない」と言いたいためだ。

 おかげで"Keri said"(ケリーさんがこう言った)という言葉を嫌というほど聞いた。うっかりイエスやノーと言えたものではない。それで、私もこれらのビミョーな英語を使わざるを得なくなったわけだ。私のせいじゃない。


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