お昼からディナー

イギリス(PC)>エッセイ(携帯)衣食住>お昼からディナー

 ディナーというと、「夕食」だが、イギリスでは昼からディナーを食べる。

 お昼どき、イギリスの会社で関係先に電話すると、「○○さんは、今ディナーです」「え?今ですか?ランチじゃなくて?」実はディナーとは「一日のうちで主要な食事」のこと。昼食、または夕食を指す。

 ところで職場のキャンティーン(社員食堂)で彼らが食べる食事はかなり質素だ。カフェテリア式の食堂では、ちゃんとメインディッシュからデザートまでそろっているのだが、彼らが手に取るのは、たとえばチップス、細切りにしたジャガイモを揚げたものにケチャップを掛けただけ、というのも。日本でいえばさしずめお茶漬けでお昼を済ます感じだ。

 もっと質素だと、子供用のランチボックスにリンゴ一個だけ、これが昼食だったりする。どう見ても「一日のうちで主要な食事」とは程遠いのだが、それでもディナーだという。職場を離れて学校給食(なんと無料)を見ると、簡単ながらメインディッシュにデザート付きのメニューだ。イギリス人が昼食をディナーと呼ぶのは、学校時代からの名残なのかもしれない。

 いずれにしてもイギリス人に、「ではディナーの後で会いましょう」と言おうものなら、昼過ぎにはやってくることになる。


イギリスウェールズエッセイ目次に戻る KeriMaedaWales