飲酒運転

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イギリスでも飲酒運転は原則禁止。原則というからには「例外」が付き物。ビールなら2パインツ(1パイントは約0.57リットル)ぐらいまでは許容されるようだ。日本では最近、大ビン1本ぐらいまでに規制が「強化」されたという。

パブで聞いた話なので、正確なことはわからないのだが、ヨーロッパ大陸の「上限」はビール1パイントぐらいと厳しいのに比べ、島国で外国の車がそれほど入ってこないからか、あるいはどうせ守らないからなのか、イギリスでは少し緩めだ。

ある年、酒におぼれる国民が少しでも減るようにと、政府が「健全な男子の場合、一日6パインツが上限である(パブでの話なので数字は正確でない)」という発表をした。これを聞いたイギリス人、「健全な男子の場合、一日最低6パインツ必要」と故意に聞き間違えて、せっせと「健康維持のために」とパブ通い。

慌てたのは警察。「くれぐれも飲酒運転をしないように」と呼びかけたが、今度は誰も聞いていない。

アルコールは体内でアセトアルデヒドという、有毒な物質に変わり、次に酢酸となり、最後には無害な水と二酸化炭素になるそうだ。アルコールをアセトアルデヒドに変化させるのに一役かっているのが酵素。酵素が足らないと、アルコールを分解するのに時間がかかるので、酔いやすくなる。2種類あるうちの一種類は、西洋人のほとんどは持っていて、東洋人は欠損している割合が多いとか。それで西洋人は、たとえ女性でも、アルコールに強い人が多いらしい。

イギリスではその昔、水質、衛生面で問題のある水よりも、発酵させた飲み物(お酒)のほうが安全だったそうだ。東洋人の「酵素の欠如」は、良質で安全な水に恵まれていたことにも関係があるのだろう。

そんなイギリス人でも、飲んで乗れば、やっぱり危ない。

イギリスの道路(一般道路)では、車道に対して歩道が一段高くなっている。日本の歩道のように、車の出し入れのためにとむやみに歩道を削ったりしない。

それでちょっとぐらい酔っ払っても、歩道にタイヤが当たると勝手にハンドルが戻るので、歩行者をはねにくいようになっている。

ある時、イギリス人とかなりの量を飲んだ後に聞いてみた。「こんなに飲んで、運転大丈夫?」。彼いわく、「大丈夫!僕の車にはタイヤが4つ、付いている」

そういう問題じゃないような気もするのだが。飲酒運転は、やっぱり止めましょう。


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