ひさしは魔女の腰かけ?

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 どんな国にも家にまつわる迷信の一つや二つはある。それだけ家(あるいは家庭)は、人間にとってかけがえの無いものだということだろう。

 最近はそんなことは無いが、英国では玄関のひさしに魔女が座るという迷信から、ひさしを削り取る習慣があった。「魔女の宅急便」に出てくるようなかわいらしい魔女が、足をぶらぶらさせて座っているのなら楽しそうだけど、白雪姫をいじめるような魔女なら、なるほどごめんだ。

 ちょっと古い英国の家では、ひさしを削った跡が残っているものがある。そういうのを見ると、魔女ってはじめから悪者だったのか、中世になって一方的に悪者にされたのか、はたまた男性の魔女っていうのは何で無いのかだとかいろんな疑問がわいてくる。

 腰掛ける場所になぜひさしを選んだのかもなぞだ。もっと座りやすいところはいくらでもありそうなものだ。そういうとりとめも無い話しを英国人としていたとき、「最近の家では気にしないのか?」と聞いてみた。「最近の家は、ひさしの角度を急にしているので、魔女も座りにくい」のだそうだ。


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