ベッカムのイングランドとオーウェンのウェールズ

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 2002年、日韓共同開催のサッカーワールドカップが開かれた。日本、韓国代表の活躍をはじめ、数々の名勝負とともに、その記憶は永く残ることだろう。

 ヨーロッパでは、ヨーロッパ地区予選が9グループに分かれて開催され、英国からも、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの四チームが予選に挑んだ。なぜ英国勢だけ四チームも出るのか?サッカー発祥の地の特権(*1)ということもあるが、それぞれが"国"だからだ。

 英国はUK、ユナイテッドキングダム、四つの国(ウェールズは公国)が連合しているから、連合王国。現在はイングランドが他の国を併合している。感覚としてはアメリカの州のような行政区画のイメージではなく、過去の日本がアジアの国々を一時占拠していた状態に似ているというべきだろう。

 さて、ワールドカップでデビッドベッカム選手らとともに、イングランド代表としてプレーした選手の一人、オーウェン選手は、実はイングランドではなくて北ウェールズ生まれ。いわば"外国人"であるが、イングランド代表としてプレーするには少なくともおばあさんがイングランド人でなければならないという。

 オーウェン以外にもイングランドのプレミアリーグで活躍するウェールズ人は多い。これは、ウェールズのサッカーリーグの人気、実力があまりにひどい状況(Disaster)だからだそうだ。

 イングランド代表は、別に英国代表ではない。ウェールズ人は果たして征服者イングランドを応援するのか?これは人によってばらばらだった。「今回だけ例外的に応援する」、というウェールズ人は、「他にオプションがないから」という理由で応援したらしい。自分の文化により近い順に応援するというわけだ。

 イングランドを除く三カ国はアイルランドと同じケルト文化の国。本当はアングロ・サクソン人のイングランドなんかよりもアイルランドに勝ってほしかったことだろう。

 そんなわけで、ベッカムとオーウェンが一緒のチームで戦うことはあっても、四カ国を一まとめにして"英国代表チーム"などを作ろうということはあり得ない。

*1:てりんさんらの情報により修正


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