フィレンツェ

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 英国人はフローレンス(Florence)と呼んで目を細める。彼らが「花」と呼ぶ街だけあって、フィレンツェはヨーロッパ屈指の観光地だ。

 街は歴史ある宮殿や建造物、美術館などでいっぱい。ミケランジェロが、ダビンチが、ボッティチェリが、まるで競い合っているようだ。見どころはヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館、そして丸い屋根が有名なカテドラル(大聖堂)のドゥオモなど。

 ヴェッキオ宮殿は、もともとは修道院長の邸宅で、要塞も兼ねていた。1294年の着工。内部のギャラリーは大理石やブロンズ像、フレスコ画などで埋め尽くされている。

 外観も目を引く。四角い宮殿の上に左右非対称に時計塔が付く。真ん中に付ければよいものを、なんとも不格好な位置にある。気になってし方が無い。

 ウフィツィ美術館には、有名な「ビーナスの誕生」や、ミケランジェロ、ダビンチの作品の他に、多数の彫像やタペストリーも展示されている。この建物は、銀行業で勢力を伸ばしたメディチ家が総合庁舎として建てたものだ。ウフィツィは古いイタリア語でオフィスのこと。フィレンツェでルネッサンス文化が花開いたのは、メディチ家の貢献が大きい。

 教科書で見た名画が所狭しと並べられている。ほとんどの作品にはカバーもなく、手を伸ばせば届きそうなほどだ。本物の迫力はすごい!だけど不用意に近づけばブザーが鳴る仕掛け。うちの娘が確認済みだ。

 ギルドが発展を遂げた当時、古いカテドラルを建てなおそうという機運が高まった。どうせ造るならド派手に、ということで巨大なドーム天井をもつドゥオモが建てられた。

 もっとも、あんな立派なものが一気に建ったわけではない。1296年に着工した本体部分の建築が終わったのが1375年。有名なドーム部分に着工したのは、その45年も後のことだ。ドームのてっぺんに金箔の球をのせて完成したのが1461年だというから、本体着工から165年も経っている。

 さらに正面の入り口(ファザード)は一度崩れた後放置され、やっと再建されたのが19世紀。結局なんだかんだで600年もかかって今の姿になったわけだ。さすがは石造建築+ラテン的時間感覚だ。気が長い。

 屋根ばかりに目が行きがちだが、地下の遺跡もぜひ見ておきたい。ドゥオモが建つ前にここにあった教会が、なかば土に埋もれたままの姿で見ることができる。

 これらのメジャーな観光地のほかにもいろいろと面白いものがある。市場にあるブロンズの猪(イノシシ)もその一つ。口のところから落としたコインが、下の穴(賽銭箱?)にうまく入ると願い事がかなうらしい。お金を入れてお願い事をしようとすると、つい拍手を打っちゃうのが日本人。そう、うちの息子のように。

 みんなが触るので鼻のところだけがいつも金ぴかだ。一応、噴水になっていて口から水が出ているのだが、これが勢いよく吹きだすのではなくてちょろちょろと頼りなげにながれるあたりも味わいがある(よだれのようにも見える)。

 ぜひ探してみよう。

ドゥオモから見たフィレンツェの街並み。ベッキオ宮殿も見える。

フィレンツェの街並み(PC用画像)

なぞの猪像。

フィレンツェ猪像(PC用画像)

ベネツィア・フィレンツェ・ピサの斜塔トレビの泉ローマ


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