フォグランプは後ろを照らす

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 日本でヨーロッパ車に乗られている方に、特にお願いしたいことがある。霧が出ていない日には、フォグランプを使わないでほしいということ。

 イギリスであれば危険とみなされ、違反になる行為だ。だってまぶしいから。

 霧のロンドン、というが、どう言うわけかイギリスは霧の日が多い。特に朝。高速道路は制限速度が70マイル(110キロぐらい)。霧の中、高速で車を走らせるのはやはり難しい。そこで、フォグ(霧)ランプを使うことになる。

 日本でフォグランプと言えばヘッドライトの近くにある、黄色っぽい色をしたランプを思い浮かべるが、ヨーロッパ車では、赤い尾灯に組み入れられている。

 ヨーロッパ車でフォグランプを点灯すれば、尾灯がブレーキを踏んでいるときのように赤くまばゆく光る。当然の事ながら、この光は自分の車の前方は照らさない。後ろの車に自分の位置を示す。

 日本では、フォグランプが前方を照らすのに対し、ヨーロッパのそれは後方を照らす。霧の高速道路、前に走っている車の尾灯が、赤く光っている。その後について走れば、追突もせず、走っていくことが出来る。

 では、その前の車は、何を見て走るかというと、その又前、というように順番につながって走る。即席の運命共同体だ。一番先頭は走りにくいから、思いっきり早く走って、前の車に追いつくか、後続車に先に行ってもらうなどする。

 車線をまたいで走るのはいけないことになっているのだが、霧が出ているときは、車線をまたいで走らないと、自分がどこを走っているかわからなくなる。車線は日本に比べて広く、普通のときは走りやすいのだが、一旦霧が出ると、真っ直ぐ走りにくい。

 霧の中でも遠くから見えるようにするため、フォグランプはひときわ強く輝く。霧が晴れたら、すぐにフォグランプを消す。


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