英国滞在者と献血

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 春先は献血する人が減って、血液が足らないそうだ。花粉症の人は薬を服用する期間、献血できないなど、いくつかの理由があるそうだ。

 英国に6ヶ月以上滞在したことがある人は、現在、日本では献血することができなかったが、さらに、平成17年2月28日以降は、英国滞在1ヶ月以上の人の献血も断られることになった。血液が足らないといわれても、献血できないのだからどうしようもない BSE問題以来、問診票に英国渡航歴を書く欄ができた。私の血液にどれくらいのリスクがあるのかは知らないが、もう一つ納得いかない気分だ。アメリカでもBSE問題が発生して、牛肉が輸入禁止にまでなっているが、アメリカ滞在者も献血できなくなったという話しは聞かない。

 先日、職場の元英国在住者とそんな話しをした。てっきり、そうだそうだと同意してくれるものと思ったが、違った。「因果関係がはっきりするまでは、日本人全体に与えるリスクを最小限にするのが、国民の義務じゃないのかな」なるほど。それはそうだ。私も同意せざるを得ない。

 納得できるかどうかは個人の問題だが、だからといって、全く英国と関係無い人の健康を脅かすわけにはいかない。

 英国でも献血は行われている。ギブ・ブラッド。ブラッド・ドネイション。「血液は日ごろのドネイション(献血)によって支えられています。できれば年に3回は献血しましょう」と呼びかけている。

 それにしても、献血車が来るたびに、「前田君、血あまっているみたいだから、たくさん献血したら」なんていう冗談に、なぜ献血できないかを、いちいち説明しなければならないのは、あまり気分のよいものではない。


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