ぶどう

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 イギリスと日本では同じ物のようで少しずつ違っているものがある。

 日本で食べるぶどうは、種と皮を食べない。

 イギリスのぶどうは、種は食べないが、皮はそのまま食べてしまう。

 イギリスに行ってすぐは、そんなこと知らないものだから、必死に皮をむきながら食べていた。ところがこれがなかなかうまく行かない。皮は厚手というか、ぶどうの実の部分にしっかりくっついているので、手でむくぐらいではきれいに取れない。とてもじゃないが、日本のぶどうのように、口の中で皮だけ「つるん」とむくような芸当はできない。

 ある時、知人に「イギリスのぶどうは皮をむかずに食べるんだよ」と、教えてもらって、「ああ、そうだったのか」と思ったものだ。ぶどうは皮をむいて食べる。一度身についた常識は自分一人の力では拭い去れないものらしい。

 一度口の中に入れたものはむやみに吐き出さない、というイギリスの常識が、皮ごと食べるぶどうを作り上げたのだろうか?

 イギリスで食べるぶどうの色は、日本と同じで緑色か紫。種無しぶどうもあり、日本のものと同じ赤紫色をしている。見た目で大きく違うのは実の形で、イギリスで食べるものは長細い。

 イギリスでぶどうが栽培されているかどうか、ちゃんと調べてはいないが、大部分は輸入されているのだろう。ヨーロッパで食べても、アメリカで食べても同じような形をしている。

 ひょっとして日本のものだけ特殊なんだろうか?


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