クラクション

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 フランス製のある車で、方向指示機をぐっと押しこんでクラクションを鳴らすものがあった。国が違えばクラクションの位置も違う。

 フランス人にとっては、これがごく自然な動作なのだろうが、日本人の私にはもう一つ鳴らしにくかった。毎回、ハンドルの真ん中を押した後、「あれ、どこだっけ?」と探すことになる。

 さらに悪いことに、日本車と欧州車は方向指示機とワイパーレバーの位置が、左右反対になっている。「あ、危ない、ぶつかる!!」という時に、むなしくワイパーが音も立てずに動いていたりする。これはかなり悲しい。

 イギリスではクラクションを鳴らすことが非常に少ない。たとえば交差点の信号が壊れて消えていても、車は譲り合って自然と流れている。不思議なぐらいに。もしあなたがイギリスでクラクションを鳴らされたとしたら、よっぽど危ない運転だったと思って良いでしょう。

 ある先輩が、民度とクラクションの音量には反比例関係がある、と言っていた。確かに発展途上国では頻繁にクラクションが鳴り、先進国では少ないような気がする。さて、日本はどっちかな?

 イギリスでも危険な場合は、クラクションを鳴らさねばならない。事故を起こした時、保険屋が必ず聞くのが、「あなたはホーンを鳴らしましたか?」

 日本語のクラクションはクラクソン(Klaxon)が訛ったもの。英語のKlaxonは、商標名が一般名詞化したもの。普通はHorn(警笛)を使う事が多い。「パフパフ」と鳴らしていた警笛が、電気式に変わる頃、Klaxonが売り出されたのかも知れない。


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