イギリスのホテル

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「所変われば品変わる」ということわざは、国際社会にこそ通じるものがある。

ここにイギリスのホテルについて二つの対照的な経験談がある。

イギリスを旅したある日本人の記事に次のようなものがあった。「イギリスのホテルは最低。ホテル代を清算したあとで明細を見たら、食べてもいないレストランでの食事がチャージされていた。」

仕事で関係のあるドイツ人は、イギリス出張で利用したホテルについて、次のような感想を言った。"イギリスのホテルは素晴らしい。もちろん、ドイツにも良いホテルはたくさんあるが。イギリスのホテルのホスピタリティーは実に素晴らしかった"

この二つのホテルはそれほどまでにサービスに違いがあったのだろうか?

イギリスで快適なホテル滞在をするには少しばかりの経験、あるいは知識が必要だ。このホームページを見たあなたは実にツイているといえよう。

1. 勘定書は間違っている。

イギリスのホテルでの清算時、勘定書が正しかったのは半分以下だったと記憶している。別に私が一つ星か二つ星の木賃宿ばかり使っていたわけではない。立派な一流ホテルのコンピュータでプリントアウトされた勘定書だって、よく間違いがある。ホテルの高級さと勘定書の正確さには何の相関関係もない。

鉄則は、支払いをする前に"この勘定書は必ず間違えている。"というぐらいの信念で、細かくチェックし、納得がいかない所は交渉して、勘定書から削除してもらったあと支払う。支払ったあと勘定書のミスが見つかっても返金してもらえる確率はぐっと少なくなる。支払うという行為そのものが、その内容を認めたということになる。間違いがあっても支払ったあとではキャッシャーの人だけでは話がすまない。ホテルのマネージャーも出てきて、交渉は困難をきたす。食事代が誤ってチャージされているような例では、"自分は食べていなかった"ことを客観的に証明してみせなければならない。

くどいようだが、支払う前に交渉する。この交渉は大抵の場合あっけないぐらいに成立する。

イギリスのホテルには"ゲストを信用する"という姿勢がある(と思う)。ホテルのレストランで食事をする場合、"支払いはどうしますか?"と聞いてくる。その場で払っても良いが、部屋にチャージしてもらうことも多い。ヨーロッパのホテルではこういう場合必ず、明細書に部屋ナンバーと署名をすることを要求されるが、イギリスではゲストにサインを要求することはあまりないようだ。口頭で、"部屋番号は205"と答えると、"かしこまりました"と返事をする。ゲストが"205"の部屋だと言っているのだから、これは信用しなければならない。

この"ホスピタリティー"が勘定書の間違いという悲劇につながることは想像に難くないであろう。

すなわち、こういうホテルの場合、清算時ホテル側は"ひょっとしたらこの勘定書は間違っているのかも知れない"という風に思ってる。食事自体をしなかったり、あるいはワインは一本し飲んでないのに隣のテーブルの分がチャージされていたりするような場合ははっきり言う。必要なら食事代の明細書を要求してもよい。

清算時に逆の場合、すなわち食事をしたのに請求がない場合もある。この場合の判断についてはご自分の良心と相談して決めていただきたい。

ほかにも頼んでもいない新聞代が請求されたり、ひどい場合にはメイドさんが客室からかけた私用電話までチャージされていることがあるらしいので、この辺もチェックされたい。

2. ウィークエンド料金の存在を知っておく。

休日というと何でも割り増し料金になる日本と違って、イギリスではホテル宿泊代、幹線列車のインターシティーの料金といったものは、週末は安くなる。

ウィークデーは出張など、社用で利用することが多いこれらのサービスは週末の個人客をターゲットにして料金を抑えるようにしている。ホテルを連泊するような場合はこのウィークエンド料金が正しく適用されているかも確認する。

3. 紅茶とお茶菓子のサービス。

前出のドイツ人がしきりに感心していたのは、イギリスのホテルではよっぽどの所でない限り、客室の戸棚に紅茶と、有名なショートブレッドなどのお茶菓子が添えられている。これらは無料だ。部屋に置いてあるルームサービスの表に、"お茶とビスケット"等と書いてあればぜひ利用してみたい。さらに優雅なひと時を過ごすことができるだろう。

4. B&B

B&Bは民宿という風に紹介されることも多いようだが、大型ホテルであっても朝食が宿泊料金に含まれていればB&B(ベッド・アンド・ブレークファスト)に違いはない。一般的なB&Bについては、また何時か述べてみたい。

5. ホテル選び。

ホテルはグレード別に別れている。イギリス版JAF(故障した車を路上で修理や牽引してくれるサービス)と言えば、RAC、またはAAである。これらの会員になるとサービスの詳しい説明書が送られてくるがその巻末にはイギリス中の主なホテルのランク付けの表がある。これで、自分の目的地で、自分の望むレベルにあったホテル、料金を選ぶことができる。一つ星はとにかく泊まるだけ。おふろどころかシャワーもあるかなしかと言うもので、大抵の日本人には向かない。2つ星になるとなんとかシャワーとトイレぐらいは(各部屋にあるとは限らず、ほかの滞在客と共用であったりするが)、なんとか期待できる。3つ星ぐらいから大抵の日本人はなんとか我慢できるぐらいのレベル。4つ星になると客室にはそろうべきものは一通りそろっていて、5つ星になるとそのホテルの特色を生かした、ラグジュアリーな造りになっている。という具合だ。カーディフのお勧めホテルはここをクリック

6. ホテルの予約。

電話でホテルに直接予約する場合、必ずクレジットカードの番号を聞かれるので電話口に用意しておく必要がある。これがないと予約は受け付けてくれないことが多い。社用で使ったときなど、予約したはずなのに通っていないといったこともあった。予約を確実にしたいときは、折り返し予約確認のFAXすなわちConfirmation FAXを送ってもらうか、予約番号(Resavation number)を電話で確認する。このときは相手の名前も必ず聞いておく。電話で予約を取り消す場合はキャンセル番号(Cancellation number)を聞いておけば安心。

いろいろと書いたが、以上の知識は私自身の数々の失敗の経験から得られたものであることを最後につけ加えておく。


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