ミネラルウォーター

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 一口にミネラルウォーターと言っても、国によって、少しずつ違う。ところ変われば品変わるというやつだ。

 英語の辞書でミネラルウォーターを調べると、"無機塩類、またはガスを含んだ水"とある。

 イギリスでミネラルウォーターと言えば、ほとんどの場合日本と同じように透明で、これといって甘いとかすっぱいとかいった味も無い、普通の水が出てくる。これがヨーロッパ大陸に行くと、国によっては"ミネラルウォーター"と頼むと、炭酸ガスが入っている水が出てくるときがある。

 そういう国で日本のミネラルウォーターと同じものを頼みたい場合は、"ノン・ガス"とか、"ウィズアウト・ガス"と言わなければならない。多くの場合、ガス(炭酸ガス)入りかどうか、ボトルにも表示されている。反対にイギリスでこの炭酸ガス入り水を頼む場合は、"スパークリング・ウォーター"と言えば良い。

 ちゃんと調べたわけではないが、ヨーロッパでも比較的気温が高い地域に行くほど、この炭酸ガス入りの割合が増えてくるようだ。

 昔は現在のように、どこにでも冷蔵庫があったり、氷があったり、冷水が出てきたりはしなかった。たとえ温くても、のど越しにあのシュワーっとした感覚があれば、実際の温度よりは冷たく感じるのではないだろうか。

 ところでこの炭酸ガス入りのミネラルウォーター、始めて飲む人にとってはお世辞にもおいしいものだとは言い難い。砂糖の入っていないサイダー、とかいった生やさしいものではなく、なんというか、変な味だ。(形容のしようが無い)。

 ところがこれが慣れてくると、まんざらでもなくなってくるから不思議だ。

 先日、用事で、あるビール工場を訪れたことがあった。壁に張ってある記事を読むと、記録が残っているなかではおそらく初めてビールを口にした日本人のコメントが書いてあった。「ただ口に苦く、何の味わいも無い」。

 私が大好きなビールでさえこれだから、なんでも"異文化"であるうちは、とっつきにくく、その良さを知るのは容易なことではないのであろう。


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