ノットベリーハッピー

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 ハッピーは幸福なこと。ノットハッピーは幸福でないこと。これ、誰でも知っていること。

 英国人はあまり感情を表に出さない。それでもやはり、頭にくるときだってある。そういうときに使うのが、このノットベリーハッピー。「あまり幸せではありません」と婉曲的に言っているのではなく、「かなり頭にきた」という表現なのだ。Happyには、「心が穏やかである」という意味があり、これが否定されると、「心が穏やかではいられない」つまり「怒ってるんだぞ」という表現になるわけ。

 英国人がこの表現を使うときは、たいてい自分が不公平にあつかわれていると思うときだ。ところが、この公平に扱われているかどうかは、文化、個人の考え方などによってずいぶん変わるからやっかいだ。

 私も英国の職場で働いていたとき、同僚からこの言葉を聞くたびに「あまり幸せではありません」程度にしか受け取れなかったので、ずいぶんとほったらかしにしていた。ところがどうも様子がおかしい。試しに他の英国人に聞いたら、「彼は完全に頭にきている」というではないか。「あら、そうだったの?」

 あなたも英国人に誤解を与える前に、早めに対処しましょう。


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