ナンバー・プレート

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日本でもいよいよ車のナンバーを自分で選べるようになった。結構なことだ。

イギリスでも自分の好きなナンバーや文字の組み合わせをを選ぶことができるし、誰もが欲しがるような番号は売り買いされることもある。

基本的に、自分で選んだり売り買いできるナンバーは、今のナンバーのシステムになる前の古いシステムのもののようだ。たとえば、以前見た日本大使館のロールスロイスは"JPN 1 D"(ジャパンが・ファースト・だ)であった。これは一応今のシステムのものであるから自由に売買はできないはずである。たまたま日本大使館に売られた車がそういうナンバーだったのか、特別な計らいがあったのかは分からないが、いかにもDレジらしい年代ものに見えたので、ひょとしたら、そういうナンバーのロールスロイスを車ごと買ったのかもしれない。

今のシステムとあえて言っているのは、新しいシステムがもうすぐ導入されるらしいからである。もっとも、"もうすぐ"というのは私がまだイギリスに住んでいたころから言われ続けているので、いつ実施されるのかは分からない。イギリス風"ASAP"だ。つまり、"可能になった時点ですぐに実施するが、まだ今時点ではそれは可能でない。だから実施しない。"という感じだ。

話が違う方向に言ってしまった。車のナンバーの話し。

日本と違う、イギリスの今のシステムと、なぜ今変更をかけようとしているのかについてちょっと述べてみたい。言っておくが、私としては今のシステムのままでも、日本のものよりはずいぶん優れていると感じている。特に、何十年経っても番号の組み合わせに行き詰まりってシステムが破綻するようなことはまず考えられない点は実に素晴らしい。

前置きが長くなったが、イギリスのナンバーはたとえば"A123BCD"と言うように販売された年を表す英字(この場合はA)、3桁の数字(123)、3桁の英字(BCD)となっている。最後の3桁の英字は販売された地域に与えられた組み合わせがあるらしいがよくは分からない。次の年に売られる車は頭の"A"が"B"になる。これが"Aレジ"、"Bレジ"(registration)と呼ばれるもので、日本で言う「何年式」という感じに使われる。Aから始まり最後の英字までくるとどうなるか。次は年式を表す英字が頭のほうからおしりのほうに来て最初の"A"からはじまる。つまり、約50年弱に一度の割合で同じ番号が使われることになる。"I"、"O"など数字と間違われやすい文字は使われない。筆記体で描くと6に間違われやすい"G"は使われることがあったようだが、"Z"は2と間違われるので多分使われてなかったように思う。一度その車に与えられた番号は、中古車として他人に所有が移っても変わることはない。

確か今年(98年)は"R"か"S"レジのはずなので、前述のロールスロイスは30年以上前のものということになる。(ビートルズ全盛時代?)

日本ではこの年式を表す番号がないために、車が増える度に宿命的に分類のやり方を替えていかなければならない。

まずい点がないわけではない。新しいレジストレーションに切り替わるのは当然のことだが年に一回で、それは8月の販売から変わるようになっている。番号が年式を表すということは、中古として売るときの買い取り価格に影響があるし、それ以前に"出たばっかりの新車にのりたい"という感情はイギリス人にもあるらしく、6月7月は新車を買うのを我慢し、8月になると新しいレジストレーションの車を買うということになる。

テレビである車のディーラーが嘆いていたが、"年間の3割近い車が8月に集中的に販売され、それ以外の月はちっとも売れない。クレージーだ。"7月には在庫処理のため、いろいろとオプションをつけたり、値引きをしたりしなければならない。

レジストレーションの更新を年に2回、8月と2月にするというのが"もうすぐ"実施される新システムらしい(*)。

(*:98年後半より、年2回更新されるようになった)99年4月追記


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