パディントンベアのなぞ

イギリス(PC)>エッセイ(携帯)文化・習慣>パディントンペアのなぞ

英国のマイケルボンドの童話。赤い帽子、青いダッフルコートに赤い靴のくまのお話。

ペルーから密航してイングランド、ロンドンにやってきた。パディントン駅の「落とし物預かり所」近くで、皮のスーツケースに座っていたところへブラウン夫妻がやってきた。運命の出会い、というわけだ。

くまの首には、「このくまの面倒をみてあげて下さい。ありがとう。」と書かれた札が下がっていた。この単純な要求に、ブラウン夫妻はそのくまを自宅に連れてかえらずにはいられなかった。

パディントン駅で見つけたからパディントンと呼ばれるようになった。ここまではとても単純。

くまが一頭、大都会の駅の構内をぶらついていてもOKなイギリスは、やっぱり懐が深い。これがもし東京駅なら首に下がった札を確認する前に射殺されていたかもしれない。

「面倒をみて」という、一方的な要求にも関わらず、自宅に連れてかえらせてしまうとは、困った人(くま?)をみたら放っておけないイギリス人の心理を、うまくついているといえる。また、こんなに短い要求文が、プリーズではじまり、サンキューで締めくくられているあたりも、抜け目が無い。

ペルーから来たのだから、英語も話せなかっただろう。スペイン語だろうか?そもそもくまはしゃべらない?

パディントンベアを密航させたのは、リマに住むルーシーおばさん。おばさんの名前からすると、間違いなく英語圏の生まれだ。首の札に書かれた達筆の文字を見れば疑いようも無い。

ということは、英語圏(イングランドか?)から何らかの理由でペルーに連れてこられたくまの一族がいて、また何らかの理由でそのうちの一頭をロンドンに送り返すことになったのだろう。一体何のために??ルーシーおばさんにいつも書いている手紙はもちろん、スーツケースに隠された、なぞの書類というのも怪しい。好物のマーマレードのビンにだけ目を向けていてはだめだ。

ブラウン夫妻にもらったという服の色も、帽子が青だったり、コートが赤だったりと、目撃証言は必ずしも一致していない。靴の裏にある独特の肉球のあと、"P.B."の文字(裏返しに書いてある)をたよりに、もうしばらく足跡を追っていきたいところだ。


パディントンベアを買う 

ケイタイ向け

mうぇーるず屋

PC向け広告

英国商品リンクうぇーるず屋


イギリスウェールズ目次に戻る KeriMaedaWales