ピンチ!

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 『やっべー、宿題やってこなかったよ。』そういうときに限って先生と目が合う。まさにピンチ!のピンチと同じ単語だが、英国でpinchというと、別の意味になる。

 辞書によると、他動詞pinchの説明は、1)(人・物を)挟んで締めつける。2)be 〜edの形で、(人が)困る、などと続き、かなり下のほうに、「・・・を盗む」とある。そう、英国のカジュアルな会話では、"pinch"は「盗む」という意味でつかう。

 ただし、ルパン三世が黄金を盗むような「盗む」ではない。「ちょっと拝借」という感じだ。例えば、「さっきまで机においていた消しゴムがどこか行っちゃった」という場合、隣りの席のやつが「pinchした」可能性が非常に高い。そういう時に使う。

 持って行った方には盗んだという罪の意識は皆無で、すぐ返すつもりだったとか、たまたま席にいなかったから借りたのを言い忘れた、あるいは洗濯しようと思ってポケットを探ったら、誰から借りたのかさえ記憶に無い消しゴムがでてきたとか、そういうことはありがちだ。

 このpinchだが、ひとつまみの塩"a pinch of salt"、などというときのピンチに通じる。同じ英語でも、アメリカでは盗むの意味で"pinch"を使うことは少ないようだ(地域によって違うけど)。ケンタッキーで仕事をしていたときのこと、「ごめん、ちょっとこれ借りていた(pinch)」と言ったが通じない。「つまんでどうしたんだ?」と聞き返される。

 英国式ピンチの使い方の話しをすると、「おー、それは便利な言葉だ」といって、彼も使い始めた。もしケンタッキーでこの"pinch"を聞いたら、ひょっとしたら私が伝えた言葉かもしれない(ってわけないか)。


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