お願い!ありがとう!

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 「何か言い忘れてるんじゃないか?魔法の言葉。"プリーズ"を。」スタローンの映画、ロッキー2だったと思うが、ロッキーに無理やり仕事を押し付ける上司に向かって、こう言い返すシーンがある。

 お願いしますのプリーズと、ありがとうのサンキューを使いこなせれば、あなたの英国生活は格段によくなる。挨拶笑顔の威力はすでに紹介した通りだ。パディントンベアのなぞでも書いたように、お願いしますと、ありがとうという言葉も、英国人の価値観に直接訴えることができる。

 日本人は、挨拶やお礼の言葉などを使うのが下手だ。身近な人の中にも、お礼を言うのは損だと思っているような人に、心当たりはないだろうか。

 私が英国に赴任したときも、先輩社員から、「仕事をおぼえる前に、お願いしますとありがとうが言えるようになれ」といわれた。しかし、はじめのうちは、かなり意識しないと出てこない。

 プリーズとサンキューが、なぜこんなにも威力を発揮するのだろうか。それは、人にいわれてみるとわかる。あたりまえのことをしただけでも、"サンキュー"といわれれば気持ちが良いし、次も何かしてあげたくなる。"プリーズ"を付けて仕事の依頼がくれば、動詞だけの命令文と違い、こちらの立場をたててくれている気持ちが伝わってくる。

 実社会では、自分一人でできることは意外に少ない。英国に限らず、お願いしますとありがとうは、生きていくには欠かせない、魔法の言葉だ。

どういたしまして


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