懸賞は買わなきゃ当たらない?

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 そうとも限らないのがイギリス。「○○を買うと抽選で××が当たります」といった懸賞ものは、必ずしもその商品を買わなくてもよい。

 出張先で立ち寄ったレストラン。ウェールズ人の同僚とテーブルについた。注文しても、日本のようにすぐに料理が出てくるようなことは無いので、退屈しのぎにテーブルの上のものを引っ掻きまわしていた。

 ふと、「飲み物についているくじを引けば、その場で景品が当たる」、などと書いてあるのに気がついた。ふむふむ。ところがその下に小さな文字で、「でも買わなくてもいいよ」"No purchase necessary"とある。なんだこれ?

 同僚がいうには、「実は、税金対策」なのだそうだ。イギリスでも宝くじによる税収は貴重な財源の一つ。庶民は夢を買い、国家は税金を得る。

 ところが、懸賞も一種の「くじ」だとみなされれば、販売元は高い税金を納めなければならなくなる。そこで「これはくじじゃないんだよ」というために、商品を購入しなくても懸賞に応募できるようにしている。「結局、脱税じゃないか?」という気がしなくもないのだが。

 さてどうやったら商品を買わずに懸賞に応募できるのか?続いてさらに細かい文字で、住所、氏名、職業などを書いて、カスタマーセンターに郵送しろ、とある。こんなので本当に当たるのだろうか?

 同僚に聞いたところ、「そう書いてある」"So they say"との答え。おそらく当たらないのだろう。食事は一向に運ばれてくる気配が無いので、別の無駄ばなしをすることにした。


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