結婚指輪、する?しない?

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 「あなたはこの男性を夫とし、主を愛するように愛し、貞操を守ることを誓いますか?」「はい、誓います」「では、契約の印に指輪を」。英国人にとって、指輪には日本人が考える以上の力があるようだ。指輪の起源には諸説あるが、なかには、太古の昔、連れ去ってきた女性が逃げないように、足首をひもでつないでいたなごりだという説さえある。

 既婚者だが指輪をしていない日本の女性は少なくない。別に不思議な気はしないが、英国人にはずいぶんと特別に映るらしい。

 彼らからすると、結婚しているにもかかわらず指輪をしていない女性は、「私を誘っても良いですよ」といっているのと同じなんだそうだ。指輪をしていない男性は「いつでも誘うチャンスをねらています」みたいな感じ。実際、親しくなった欧米人男性に、「あの女性は誘っても良いのか?」と聞かれたことが何度かある。どっちにしろ、誤解されるだけでろくなことは無い。もっとも、ソノ気があるときは別だが。

 日本人の知人らと食事をしていた時の事、ふと気づくと、指輪をしているのが自分一人だったことがあった。指輪の話しを皆にして聞かせると、「結婚指輪していると相手に束縛されてますっ、て感じがするからしない」。彼女にとって指輪は、足首に巻かれたひもほどに窮屈なものに感じられているようだ。中には、「あれ、どこか行っちゃったなあ。あはは」という人も。時は流れて「契約の印」は、どっか行っちゃった??

 日本だからね、いいと思いますけど。海外に行くときは気をつけましょう。


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