イギリス王室とは

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 その何たるかの説明はヨーロッパ史、イギリス史の多くの研究者にやっていただくことにして、ここでは庶民の目から見た王室についてその側面を紹介したい。

 ウェールズ人は女王を呼ぶのに"マム"と呼ぶ(ことになっている)。イングランドに制圧されているウェールズからすると、イングランドの王室は当然、制圧者側の王室であるから、過去にはいろいろな歴史があったようだ。

 有名な話だけ紹介すると、エドワード1世が、北ウェールズの城、カナーフォン城で産まれた王子をウェールズ人民の前に出し"ウェールズで産まれたこの子が話す言葉は、もはやイングリッシュではない"と宣言することによって、ウェールズ人のプライドを尊重しつつイングランドへの敵対心を緩和させようとしたということが伝えられている。今では"プリンス・オブ・ウェールズ"といえば皇太子のことだ。

 現在の庶民感情はどうかといえば、私が見た限りではそれほどきびしいものはないようだ。むしろ、たわいもない話、パブでのネタ、大衆誌の特ダネに登場する機会は非常に多い。多少大げさにいうと、日本の週刊誌などで「xx聖子再婚!」とか、「うわさのxx深夜の密会」というようなタイトルがあるとすると、その芸能界のスターの名前のところがイギリス王室の名前で溢れるという感じだ。つまり、格好のゴシップネタ。

 それだけ、一般庶民のあこがれに似た興味と、それでいてどこか雲の上の人で、実生活とは無縁の人たちという感情が同居しているのかも知れない。

 かのダイアナ妃がその一生を終わる間際の短い間、"パパラッチ"と呼ばれる人たちに追いかけられていたことはまだ記憶に新しいと思うが、ダイアナ妃だけが特別にああいう目にあっていたばかりでなく、王室内のゴシップが大衆誌の第一面を飾らない日はないほど、王室関係者はそのターゲットにされていた。考えてみれば気の毒でもある。引退したり、人気がなくなったりして消えていく日本の芸能人とは違い、王室の人たちはその一員である以上、常に大衆の興味の対象であり続けるわけだ。

 イギリスにいたころの会社の記念式典に、チャールズ皇太子においで願ったことがある。厳かに行われた式典の後、お帰りになる車を門の近くまで出て見送っていた。出口近くに陣取っていた女性従業員の一団が、皇太子の乗ったジャギュアーの後を"チャールズー!!"と黄色い声を上げながら追いかけたものだから、後続の護衛の車がまっすぐ走れないほどであった。


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