ビンマンに聞け!

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 職場のゴミを処理場にもっていってくれる人を、ウェールズではビンマン(Bin man)という。重要な仕事だ。

 仕事柄、職場をあちこちまわるのだが、そこはおしゃべり好きなウェールズ人のこと、挨拶の後でちょっと立ち話、となる。

 結果として職場のうわさはすべて彼のところに集約される。たわいないうわさもあれば、時には重要な機密事項を、どこからとも無く聞いてきていることもある。経営者側が伏せている極秘の計画など、重要なことになるほど、なぜかビンマンが最初に知っている。

 たとえば人員削減の案が幹部会で議論される、その日の午後にはビンマンから職場にうわさが広がる、社員は上司に聞くが、まだ何の通達も無いのでわからない。翌朝、緊急経営会議が開かれて人員削減が発表される、その午後に責任者から職場にも通知されるが、そのころには削減案の詳細にいたるまで、ビンマンを通して皆知っている、ということになる。

 とにかく悪いうわさはビンマンに聞くのが一番早い。


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