日曜日のハロッズ

イギリス(PC)>エッセイ(携帯)年中行事>日曜日のハロッズ

 親戚がイギリスに遊びに来たとき、ロンドンのハロッズは日曜日は閉まっていると話をしたら驚いていた。日曜日のハロッズでは夜のイルミネーションを楽しんでもらうぐらいしかない。幸い、日程に余裕があったので、ウィークデーに行ってもらうことができた。ハロッズに限らず、日曜日には閉まっているお店が多い。あるいは本来は多かったと言うべきか。

 規制緩和はいずこも同じようで、以前は日曜日と言えばお店は閉まっていて、あいているのはせいぜいニュース・エージェント、D.I.Y.と本屋ぐらいであった。午前中はパブも営業を許されておらず、酒屋でお酒の売り買いをすることも禁じられていた。

 日曜日の午前中、出張でイギリスに来ていた人が帰国するとき、ヒースローに行く前にカーディフでお酒を買いたいと言うものだから、一度お店(コンビニエンス・ストア)にかけあったことがある。"一本ぐらいなんとかならないか。この人は今日、日本に帰らなければならないんだ。"といった風に。"だめ。店の前に警察官でもいてご覧なさいよ。逮捕されちゃう。"という返事であった。

 ところが、最近ではスーパーマーケットをはじめ一部の百貨店でも日曜日の営業をするところがあり、パブもあいているし、お酒も買えるようになったそうだ。

 私がイギリスに住みはじめてすぐのころ、スーパーは日曜日にはあいていなかった。初めのうちは不便に感じていたのが、それはそれで慣れてくると、買い物は土曜日に済ませ、日曜日は家の用事、芝刈り、本を読んだり家族と遊びに行くというように生活にめりはりをつけられることが分かってきた。

 ある年の暮れ、不況というのもあって、クリスマス・セールの期間だけ例外的に日曜日もお店を開けてもいいことになった。そうこうしているうちに、シティー・センターではなし崩し的にお店が開けられるようになった。年が明けてもクリスマス・セールが続いているのか?

 大手のスーパー、セインズ・ベリーなどで、日曜日店を開ける件で労使間でもめたり、小規模のお店では、日曜日開けたくても交代で休みを取れるほど従業員がいるわけでもなく、大手のお店に対抗できないとかいうことが問題になるようになってきた。

 一度緩めた規制緩和は、その後もとめどなく拡大してきた。日曜日、安息日の午前中はイギリス国民は教会のミサにいくということに(建前上は)なっていたのは一体どうなってしまったのか?

 そのうち、あのハロッズも"あいててよかった"なんていう風に、日曜日の営業も始めるのだろうか?


ハロッズの雑貨はこちら

ケイタイ向け

mうぇーるず屋

PC向け広告

うぇーるず屋


イギリスウェールズ目次に戻る KeriMaedaWales