イギリスの結婚式

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 イギリスでは教会での式は身内だけ。披露宴にあたる食事会も、新婦の家等で開かれ、親族とごく親しい縁故者だけが参加する。その代わり、2次会にあたるパーティーでは、友達や職場の同僚を呼んで果てしないどんちゃん騒ぎをする。と、だいたいこれが、イギリスの結婚式のお決まりのコースだ。

 教会での式は、ほぼ例外なく土曜日に行われる。平日は親戚が集まるのが大変だし、日曜日は、ミサがあるので教会は使えない。教会も100%本物なので、教会の前にはお墓が並んでたりする。日本人には、お墓と結婚の式がなんともミスマッチに見えるが、彼らには関係ないようだ。

 初めの二つは参加した事がないのでよくわからないが、日本との違いは、仲人の代わりに、ベストマンと呼ばれる花婿の付添い人(たいていは親友)がいること。ベストマンは、スピーチをしたり、指輪を渡したり、結婚証明書にサインしたりする重要な役柄。だけどまじめ一辺倒ということはあまり無く、ジョークで場を盛り上げることもある。そして付添い人として、花婿(Groom)を引き立てなければならない。二日酔いでべろべろであることを、悟らせないようにするという役目もある(本当はばれてるけど)。

 2次会の結婚パーティーには何度か呼ばれた。場所はパブの2階を借りきったり、公民館だったりする。パーティーでは堅苦しいことは一切無し。食べる、飲む、しゃべる、踊る、笑うが、延々と、延々と続く。ちょっとおしゃれなのはお城でのパーティー。イギリスには無数のお城があるが、そのいくつかは、講堂などをパーティー会場として提供している。古城のキッチンを使うわけにも行かないので、食事は業者が車で運んでくれるケータリングサービスを利用するのだ。

 お城でのパーティーでの最大のメリットは、記念撮影。普通の写真とは別に、中世の騎士とお姫様に扮した新郎新婦が、まるで映画のシーンから飛び出したように写真に納まる。なんせ、バックが"本物"のお城だから、臨場感もばっちり。

 これが日本のお城であれば、「これ娘、よいではないか。苦しゅうない、近うよれ」「あれ〜、お殿様、そんなこといけませんわ」と、なんだかわけわからない状況になることだろう。


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