爆走!スノーダンプ特別篇・ぼくらの聖地


龍文堂 〜プラモ少年の聖地

記念すべき第一発見聖地。大手通りの西端に本院が、駅東口に分院がある。しかし、主宰は巡礼したことがない。そもそも、巡礼者の性別の偏りが非常に激しく、男性…というか、少年信者が圧倒的な聖地である。
窓越しに見る内部は薄暗く、プラモデルの小箱などがごちゃごちゃと積み上げられていて、中でいかなるユートピアが展開しているものか窺い知ることはできない。

【巡礼者からのメッセージ】

■第一報(2000.5掲載)
 最近懐かしのアニメ『ガンダム』がまたちょっとしたブームらしいのですが、ガンダムといえばかつて日本中の男の子が狂喜した『ガンプラ』!(主宰や副主宰には縁がないかもしれないけど・・・)
 そのガンプラを長岡でほぼ独占状態で販売していたのが、そう!『龍文堂』です。
当時は、放課後の時間になると店の中は小・中学生でごったがえしており、日々ガンプラ争奪戦が繰り広げられていました。
 その時ガッポリ稼いだのか、後年には、長岡駅東口にも店舗を進出。
 長岡中の『プラモマニアの聖地』と化していました。
 しかし、最近では長岡駅付近や大手通りも人通りが少なくなってしまったようですが、そんな中『龍文堂』はいったいどうなったのでしょうか? しばらく長岡に帰省していない私としてはとっても気になるところです。

■相変わらず盛況(2000.5掲載)
 相変わらず盛況のようですよ龍文堂。
 東口の支店は長岡によったついでに覗きますが、小学生やら高校生が結構いますよ。龍文堂で買い物した人ならわかると思いますが、龍文堂の包装紙を見ると懐かしく感じます。

■田宮RCカーグランプリ(2000.6掲載)
 龍文堂は『田宮RCカーグランプリ』放送中にCMが流れていました。
 マニアックな品揃えは新潟市にある『ホビーロード』を彷彿させます。

■知らず知らずに(2000.7.9掲載)
 おもちゃ屋的な面しか語られてませんが、実は龍文堂は市内の小学校で使われる理科の実験教材の流通を一手に担っているのです。
 直流・交流の実験の電池ボックスとか、星座早見表とか思い出の品々で、ガンプラに興味のない少女達までも知らず知らずに龍文堂の洗礼を受けていたのです。
 ちなみに夏場の東口店は小学生達の恰好の避暑地になってました。
 小学生がいけるとこでクーラーがきいてるとこって意外にないんですよね。

■トレーディングカード(2000.7.9掲載)
 久々に東口のほうに行ってみました。
 プラモ関係は相変わらず、だったと思います。
 店舗奥のほうにトレーディングカードゲームの対戦スペース(?)みたいな一角ができていて小中学生でにぎわっておりました。

 #実際にぎわいすぎてその奥のエアガンのウィンドーとか見れないんですよ・・・うーむ。

■女の子でも(2000.7.23掲載)
 トレーディングカードもありますが、TRPG(一種の電源なしゲーム)も置いてあります。ついでに言うと、サイコロも売っています。女の子でも行くのは、大体漫研の人間じゃないかと。(学校帰りによったらなぜか店内にいるのは漫研の部員のみ…という事がありました//笑)

■す、すごろく…?(2000.7.23掲載…というか、主宰、困惑の談話)
 TRPG??? 『T』は何???
 電源ナシでサイコロのいるRPGってコトは、す、すごろく…?

■Tは「テーブルトーク」のT(2000.7.30掲載)
 Tは「テーブルトーク」のTです。
 コンピュータで行うRPGよりもじつは歴史が古く、テーブルを囲んでロールプレイ(役割を演じる)ゲームを行います。
 最低でも2人、ゲームにもよりますが4〜8人程度で遊ぶのがバランスもよく楽しめます。
 もちろん画面はありませんから、ゲームはトークと想像力で進んでいきます。

 あたりまえのことですがコンピュータゲームよりずっと柔軟性に富み、うまいGM(ゲームマスター)が主催するセッションは病み付きになるくらいに楽しいものがあります。

 GMというのは、コンピュータゲームにおけるコンピュータの役割をする人で、シナリオを作ったり、モンスターや敵を繰り出したりプレイヤー以外のキャラクターを演じたり、いろいろもろもろのことをする人のことをいいます。

 さいころは、たとえば、攻撃が命中したとか、魔法が成功したとか、あるいは手がかりを見つけたとかそういう判定につかわれます。

■原稿用紙…?(2000.7.30掲載…というか、主宰、混乱の談話)
 即興リレー小説みたいなものなんでしょーか???
 じゃ、龍文堂においてあるという、サイコロじゃないほうは何なんだろ。
 原稿用紙…?

■ルールブック(2000.8.26掲載)
 龍文堂でそれを見たわけじゃないんでなんともいえませんが、TRPGには「ルールブック」というのが必須です。
 これはたとえば使える武器のリスト(破壊力とか値段とか)や、魔法のリスト、あと
 「こーいう場合はサイコロを振ってこの数字以上でたら成功ね」
 というようなルールが書いてあります。
 #もっぱらこれを読んで憶えるのはGMの仕事です
 もしかしたらそれなのではないでしょうか…

 あと、TRPGについては、実際にやってみたり、やってるところを見ないと、どんなものなのかは伝わらないと思います。
 グループSNE(http://www.groupsne.co.jp/)という、日本での(ファンタジー系)TRPGの草分け的なところで、リプレイ(実際にやったゲームのセッションをシナリオブックみたいにして読み物にしたもの)を出版しています。

■また聖地が一つ(2000.10.29掲載)
 プラモデルの聖地の一つ、龍文堂東口駅前店が10月28日限りで閉店し本店に統合されるとのこと
 また聖地が一つ崩れ去った・・・・・・

■ええっ!(2000.10.29主宰、取り乱した談話)
 ええっ! マジですかっ!
 一回も行ったことなかったのにーっ!
 ……盛況なのかと思ってたんですが。
 聖地の命はハカナいものなのね…。

■寂しいです(2002.7.12掲載)
 今年かな・・龍文堂の社長(創業者?)が亡くなったそうです。
 私が中学生の頃には結構お世話になった社長なので・・少し寂しいです。

■東口店撤退は(2002.7.12主宰、追悼談話)
 東口店撤退は、もしかしたら社長のご不調と関係あったのかも知れませんねえ……。ともあれ、後継者のかた、どうかがんばってくださいませ。