キキミミ山の手線

私ことNG!主宰は出身はナガオカですが、現在は東京都在住です。

殺人的混雑で悪名高い都内の電車。実はこれが都民の重要な情報源

だったりします。雑誌の吊り広告を見れば、流行りモノから社会派

ネタまで一目瞭然ですし、人の読んでる新聞をのぞき見することも

できます。嫌がられますけど。なかでも面白いのが、聞くとはナシに

聞いてしまう他人の会話。ここでは、そんな、電車のなかでコミミに

はさんだ小ネタをご紹介しましょう。

1998年8月 某日new!
休止かと思われていたこのコーナー、久々の更新。
それほどインパクトのあるキキミミでした。
制服の女子高生ふたりの会話。その日は居なかったいつものツレの話題。
「○○ちゃん、今日どうしたの?」
「ああ、水子供養」
新盆か・・・。


1997年12月 某日
女子高生ふたりの会話。
チラシティッシュ配りのバイトをしているらしい。
「で、こうやって配ってんじゃん。そしたらさー、オバさん近付いて来て、
急に、その制服ダサいって」
「うっそ、マジ?」
「んで、手を出すわけー。よく考えたら、すいません、下さいの聞き
違いだった」
これ、字にしたときニュアンス伝わるかなあ。現場では、かなりの面白さ
だったんですが。ソノセイフクダサイ。スイマセンクダサイ。


1997年12月 某日
JR中央線・国分寺駅出口。よくあるアンケートとか宗教勧誘ふうに近付いて来て。
「ミドリテナガザルレッサーパンダ、どっちが好きですか?」
どっちも知らない...。


1997年12月 某日
小学生の女の子ふたり。
「うちのお母さん、キティちゃん発明されたときの下敷き持ってるんだよー」
「うそー! すごーい!」
ああ、それはたぶん、透明の。私も持ってました、ギフトハウスで買ったヤツ。
今の小学生にとってはもう、なんでも鑑定団的アイテムなんですね。
長寿だなあ、キティちゃん。パティ&ジミーはどこへ行った。


1997年11月 某日
小学校低学年の男の子の集団から聞こえてきた台詞。
「草葉の陰なら大丈夫だよ。持ちこたえられる」
一瞬、えっ?と思ったけれど、ゲームの話でした。
『草葉の陰』というステージがあるらしい。和風。


1997年11月 某日
三十代なかばくらいの男女。女性誌の吊広告のキムタクや反町を見て。
女「あたしら中学のときキャーキャー言ってたのって、風間杜夫とかだったよ。
 今思うとえらいシブ好みよねー」
男「俺なんて桃井かおりだよー。すごいよなー、時代って」
キムタクや松たか子も十数年後は性格俳優になっているのかも知れない。


1997年11月 某日
キキミミではなくノゾキミです。人の読んでいたスポーツ新聞の一面。
『スマップ・中居、紅白司会内定!』
スポーツ誌なので真偽のほどは定かではないのですが。
以前にも『ニュースステーションのキャスター内定!』の記事を見ま
した。内定しやすい人です。脇には『ノーパンしゃぶしゃぶは問題な
し』の小見出しが。
後日。NHKから正式発表がありました。スポーツ紙もあなどれない。


1997年11月 某日
携帯電話中のサラリーマン。ホームにて。突然大声で。
「10.5ぉ!?」
彼をそんなに驚かせた10.5とは、何の数なのだろう。


1997年11月 某日
ハタチくらいの男ふたりの会話。
「逆ギレってすげえ言葉だよなあ。この言葉が発明される前は何て
言ってたのかなあ」
これだけ。でもなんだか面白かった。


1997年10月 某日
OLさんふたりの会話。同僚社員の噂か。
「カマホリさんって、呼びづらくない?」
「呼びづらいよー」
「を付けたらまずいよね」
「付けなくてもまずいよー」
カマホリ家の人々に同情。
関係ないけど、私の勤める会社のエアコンのメーカーはダイキンです。
会社は多摩地区にあるので修理は多摩サービスセンターに依頼します。
電話すると、
「はい、ダイキンタマサービスセンターでございます」
すごいサービスを想像した。


1997年10月 某日 
若い女性ふたりの会話。おけいこごとの帰りらしい。知り合って間もない
感じ。
「来年10月に結婚するんです。このまえやっと式場が取れて」
「もう予約? まだ一年も前なのに」
「どこもいっぱいで、やっと見つけたんですよお」
「あ、それって、もしかして、10日?」
「当たりですう」
どうやら、結婚をひかえたカップルの間では、10月10日挙式の争奪戦が
行われているらしい。そう、平成10年10月10日


循環バスに乗ってきた!

乗ってきました循環バス! 長岡市内をぐるぐる回っているアレです。

ルートはこんな感じ。

実際はもうちょっと細かく止まります。間隔は、20〜30分おきくらい。

内回りと外回りの2ウェイ運行なので、停留所には15分おきくらいで

バスが来ます。うっかり逆向きに乗っても、一周一時間くらいですから、

一時間以内には目的地に着くわけです。まあ、大島の人がジャスコ

行くのに、長生橋わたって行ってまた大手大橋で戻って...では、

やるせないかもしれませんが。こんな、けっこう便利な循環バスですが、

不思議なことがいくつかありました。

その1運転手さんのためのバス停
日赤とジャスコの間に越後交通本社前のバス停があります。
ご存じのとおり、越後交通さんは河川敷の原野に建っておりますので、
こんなバス停で誰が、と思ったら、おもむろに運転手さんが降りて
しまったのでびっくりしました。もちろん別の運転手さんが乗ってきて、
バスは何事もなかったように運行を続けます。

その2なぜブザーを使わない
バスには、降りたい人が押すブザーというものがついています。
しかも、どこに居ても押せるよう、バスじゅうについています。
そして、そのひとつひとつに『降りる方は押してください』の注意書き
までついています。
なのに。なぜ、ブザーを使わない? バス停が近付くたびに上がる、
お、おります、おりまーす!
の切迫した叫び。ブザー押せば済むことじゃないか...?

それでも便利な循環バスでした。半周で190円なり。


ナガオカのは早い

ナガオカの朝は早い。

NG!関係者の勤める会社も、タウン情報ながおかの求人欄に載っている

会社も、みんな始業は朝八時半。でも、9to5と言うように、ビジネス

アワーは九時から五時までが普通。八時半に出社しても四時半に帰れる

わけじゃないし、ナガオカのサラリーマン、なんだかソンしてる。八時半

といえば、銀行も開いてないし、他県取引先はまだ留守電だし仕事に

ならない。冬なんか道路ってる。

昔からそうだった、というのが早朝出勤の理由らしいけど、街の規模が

小さかった頃はともかく、通勤圏が拡大した今、この慣習は続ける意味が

あるんでしょうか。通勤に川を越える人なんて、橋の渋滞を考えなきゃ

いけないから、結構つらいんじゃないかな。

時短のこの時代に八時半始業。みなさんはどう思います? 

...でも、そんなこと言ってるとリストラされちゃうのかな。