安吉にかけて!解答篇/新着分

グリーンスタンプ/ドリームスタンプ
[ぐりーんすたんぷどりーむすたんぷ:green-stamp/dream-stamp ]

 現在キャッシュバックポイントが主流の消費者サービスシステムにおいて、昭和期にハバをきかせていたものがこの『スタンプ』。昭和ナガオカ人は、買い物金額に応じて『スタンプ』という小さい切手状の紙片をもらい、それを糊で台紙に地道に貼って、景品と交換していた。

【スタンプ概論】

 ナガオカでは丸専・チュリップストア系の『グリーンスタンプ』、ツチダ系の『ドリームスタンプ』が二大勢力で、『グリーン』はその名のとおり緑系の地にさっぱり思い出せないロゴマーク、『ドリーム』は紫系(投稿者さん談「カラーコード#CC3399て感じ」)の地に、やはりさっぱり思い出せないロゴマークというデザインであった。
 景品は、グリスタの場合は通販雑誌のような力のはいったカタログに、春夏秋冬衣食住を網羅する幅広い品揃えではあったものの、「ベルマークと交換」なんていう「誰がやるんだ」系物件もあったような気がする。


【2大スタンプ序説】2000.12.09up
 前回、いつも通りイイカゲンなことを書いていたら速攻レスが。
 グリーンスタンプはこんなのでした→

 また、このサービスの提供者は『グリーンスタンプ株式会社』という非常にわかりやすい名前のところで、本社は東京・有楽町。ナガオカ独自のものではないということが判明したが、ナガオカ外でグリスタ(こんな略でいいのだろうか?)を一度も見たことない主宰であった。
 最初の投稿者さんによると、グリスタの景品交換所が『伊智路』の隣にあったとのことだが、『長岡家具センター』の中という証言も多数。『伊智路ワキ』→『家具セン』と移動した可能性大だが、『家具セン』なき今どこにあるのかは不明。
 そして、ドリスタ(これまたこんな略でいいのだろうか?)のほうは景品ではなく、なんとキャッシュバックであったことが判明。一冊400円だったそーです。図柄は相変わらずはっきりせず、「紫地に花柄がついていたような気が」とのフタシカ情報が。マボロシのスタンプだなあと思っていたら、「小千谷に『ブルーチップ』ってのがあったみたいです」という、さらなるマボロシ情報も届いた。


【マイナースタンプ諸相様】2000.12.17up
 まぼろしスタンプ・ドリスタの画像入手!→
 はいはい、確かにこんなのでした。いまでも『大手薬局』や『靴のキット』で配布中とのこと。
 そして、まぼろしスタンプその2『ブルーチップ』も実在を確認。チップ本体の画像は不明だが、「いま私が愛用している時計はブルーチップでもらったG−SHOCKです」という現役ブルーチッパーからの証言を頂いた。長岡では、スーパーではなく個人商店が配布しているとのこと。
 そのスーパー系で、先行記事へのツッコミが数件寄せられたのが『丸専』。ここはグリスタでもなくドリスタでもなく、さりとてブルチ(これもこんな略で…以下略)でもない、なんと『丸専スタンプ』というオリジナル物件であったらしい。ドリスタと同じキャッシュバック制で、これを使うとお客様登録のようなことがなされるらしく、年に数回割引クーポンの綴りが郵送されてくるとのこと。切り取り線の入った小冊子で、「子供だったワタクシは、電車ごっこ・バスごっこをして遊ぶ際に切符や回数券に見立てて使っていました」と投稿者さん談。たしかにこれは思いあたるフシのある人が多いのでは。主宰もあのクーポン綴りはみょーにお気に入りで、母親から分けてもらっては遊びに使っておりました。おつかいメモとかにも。母親が裏に「食パン・牛乳」とか描いてビシッと切って渡してくれるのでした。しかし、なぜなのか、クーポンとして使った記憶は皆無。いまもあるんだろうか?
 謎が少ないメジャースタンプ・グリスタの唯一の謎、景品交換所については、家具セン以前はたしかに『伊智路』付近にあったらしい。『伊智路』のショーケースのホロホロ鳥の剥製とともによく覚えているというかたからのご投稿でした。
 そして、着々と謎が解けてよかったなと思った矢先に、こんな情報が。
 「宮内近辺には、宮内商店街独自の『カメリアシール』なるスタンプが存在します」
 どーしてこんなにスタンプ好きなんだろうか、ナガオカ人…。


【静岡にみるスタンプ進化論】2001.01.15up
 フォッサマグナ仲間、静岡のかたからも投稿が。
 かの地でもグリスタ・ブルチとも昔からさかんで、やっぱり子供のお手伝いメニューであったとか。ちなみに現在はハイテク化して、磁気カードにポイントを記憶させるシステムであるらしい。さらにちなみにどーして静岡のかたが『NG!』を読んでおられるのかというと、ご主人がナガオカ人で、「ヨメの身と致しましては、盆・正月対策のため、毎週すがる想いで貴HPにて勉強させて頂いております」とのこと。…『NG!』がシュートメ対策になるかどうかはかなりギモンなトコですが。


【旧世界における神経系スタンプ】2001.01.15up
 超レア・スタンプに関する情報が!

 「ニューロンデパートにもスタンプがあったように記憶しています」

 にゅうろんでぱあとおおおおお!!!!
 …と、叫ばずにはいられない衝撃のご投稿。『ニューロンデパート』とは、新幹線開通以前の長岡駅前、現在のターミナルホテル〜ケンタッキーフライドチキンあたりにどよーんと建っていた『デパート』。主宰は入った記憶がない。『ニューロン』といえば神経細胞のこと。どんなデパートだったのか、想像するのもコワすぎる。びびりながらも続報を待つ!


【旧世界スタンプの真相】2001.03.18up
 「ほだれまつりに行ってみたかったんですが…」というかたから続報が。『ニューロン』は神経細胞のことではなく、なんと、
 ニュー・ロング・ヒル(new long hill) = 新・長・岡
の略とのこと。こりゃすごいというか、そのまんまですねというか、『ほだれ』の告知をウッカリしていてごめんなさい〜、というか。


【さらばドリスタ】2002.04.21up
スタンプネタが盛りを過ぎて1年を経たいま、悲しい報告が。

 「ドリームスタンプが3月末日をもって終了とのこと。
 4月末日までは交換可能ということだが?はたして集めている人はいるのであろうか?」

台紙を手に加盟店に駆け付けるスタンパーの目から滂沱の涙が……たぶん。


【幸運貼紙】2004.06.12up
上の【マイナースタンプ諸相様】で「丸専スタンプ」とテキトーに書かれていたスタンプの正式名称が、3年のブランクを経て判明。

 ラッキーシール

……だそうです。あんまり「あ、そうそう!」感がないのは引っ掛かり所のないネーミングのせいか。むしろ投稿者さん渾身のオマケがすごいです。

「国会図書館に行く用事があったのでついでに70年代の長岡市の住宅地図を見ていたら、昔の広告を発見し、思わず複写手続をとってしまった」とのこと。複写スタッフのかたは「宇野亜喜良デザイン…?」とか思ったかも。



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