『高専』のヒミツ [こうせんのひみつ:secret of the highest highschool "KOSEN" ] 高校入試後、ふと気が付くと音信不通になっている生徒がいる。引っ越したわけでもなく、×××に拉致されたわけでもなく。その謎を解くカギ、それが、『高専』――『長岡高等工業専門学校』である。 00:暴いてください
私が隣町・柏崎の中学生だったときは、勉強の超できる生徒は長岡の『高専』に進学するという暗黙の掟がありました。
これは調べねばなりますま〜い(C)小枝探偵。ナガオカ界隈の高偏差値生徒が吸い込まれてゆく謎多き学府『高専』。高校と大学をたしていくつで割ったのかよくわからない『高専』。全国ロボットコンテストでロボコン大賞に輝いた記憶も新しい『高専』。あの山の上でいかなるキャンパスライフが繰り広げられているのか、なぜ音信不通になってしまうのか、19才という中途半端なトシで卒業して大丈夫なのか、投稿者さんのお友達のお兄さんは幻だったのか、なんやかんやと続報を待つ! #この零号記事の掲載直後から高専人の声が殺到、『NG!』読者における高専率の高さは主宰を大いに驚かせた。なお、突然のフリにゆき氏、たら氏はもっとびっくりしたとみられる(ごめんなさい^_^;)。
何が奇妙って、俺たちあれが「普通」だと思っちゃってるところがあるからなー... たはは、「19で卒業」は私のマチガイですね。実は、4年制だと思っておりました。それにしても、窓の外に人が落ちていくのはかな〜り「普通」ではないのではないかと(笑)。ウワサの寮ネタは次のご投稿に!
わたしが卒業したのは+ン年も前のことなので、今では「ンなことねーよ!」と言われるかもしれません。
この学校の一番の特徴ったら、何と言っても「寮」です。
それはともかく、わたしがいた時分の寮はまだ旧高校的バンカラ気風がホンの少し残ってたように思います。(風前の灯だったが。)
…が、これは1年生と一部の2年生だけ。1年生を指導する立場になった一部の2年生を除き、他の2年生とそれ以上の学年の寮生はてきとーに起きます。場合によっては寝たきりの人もいたりします。ま、そんなもんです。
そして、これには触れずにはおれない、「ストーム」という風習。
夜、寝静まった部屋に忍び込み、寝ている人の頭に歯磨き粉をにゅるにゅるとかけてそのままズラかる、というのが基本です。これは、捕まりさえしなければその後は罪を問われません。下級生が上級生にやってもです。そのかわり、つかまると「奴隷状態」になるという暗黙の了解があります。これも捕まったのが上級生であってもです。このようにしてスリルを味わうことで若いナニカを昇華させていたのでしょうか。
基本的には歯磨き粉なんですが、当然いろんなバリーションも出てきます。
ある部屋のある朝、戸を開けると廊下いっぱいに牛乳瓶が並んでいたこともありました。また、ある冬の日、何か小さな物が床にいっぱい這っていることもありました。見るとそれは小さなカマキリ。秋のうちに机かベッドの下に卵を貼り付けておき、冬になって暖房が効いてくるとカマキリが孵化してわらわらと群れていたのでした。
なにせ、工業系の学校ですから、当然センサーを設置する者も現れます。戸を開けると「パオパオパオー!」とサイレンが鳴るようにした部屋もありました。これで安心かと思いきや、わざとサイレンだけ鳴らして逃げるヤツが続出。かえって寝られない。我々は「パオパオストーム」と呼んでおりました。
結局、ストーム対策で一番効果があったのは「ストーム大歓迎」と書いた紙を貼っておくことでした。
ひとまず今回はこれくらいにしておきますか。繰り返しますが、現在ではこの風習は廃れているかもしれません。 カマキリはバイオパニック巨編ですねー。でも、卵から孵って最初に見たモノを親と思ったらどうしよう。ストーム被害者の学生さんの行く先々に数千匹の子カマキリが行列で……。
フゾクにつぐ謎の地帯とついに我が母校も認識されてしまったようですね。 たはは、ワタクシ名称も間違えておりました。おはずかしー。ちなみに「某NG大学」は「ナガオカグレイト大学」ではなく、丘の上の某理系国立大でございます。
高専はあやしい(濃い)人がたくさんいるというイメージをお持ちの方がたくさんいらっしゃるようですが、まさにそのとおりです。
学生の男女比は、学校全体では8:2くらい、また環境、物質では2:1くらいですが、機械、電気、電子制御では15〜18:1程度です。電気では学年によっては女性がいないところもあります。
高専では学生による研究が盛んで、5年次には卒業研究という履修項目があります。その研究内容について、学内で発表を行ったり、研究室によっては学会発表を行ったりするところもあります。要は、社会に出て即戦力になりうる技術者の卵を育てる学校ですね(自慢ですが、××研究室では昨年度、世界初の「完全無毒性薄膜太陽電池」を作りました。わけわからんという人が大半だと思いますが…)。
そして、いちばん注目すべき点は…学食の超人気メニュー、油そばです(笑)。ブームとともに消えゆくメニューかと思いきや、未だに人気は衰える気配を見せません。おいしいですよ、こってり具合が。でも私のおすすめはわかめうどんです。
まだまだ書くことがたくさんありますが、ここでひとつホームページをご紹介します。
私の高専時代の友人がやってるページで、Earthtand Lab.Dictionaryなどのコンテンツに高専についてかなりくわしく書かれてますので、参考までに。
これはめずらしい高専OG。禁断の花園・女子寮はご経験されてないでしょうか。
皆さん勘違いされていると思うので、訂正させていただきます。
ロボコンは・・・一度も学内予選を見たことがありません。
……投稿者さんほぼ全員に、「卒業19歳」をツっこまれている私(T-T)。
高専という学校は、未成年が在学する学校なのに売店でタバコを販売していました。
さらに、校内のあちこちに喫煙所があって、そこを占拠していたのは3年生(もちろん未成年)でした。
そうそう、高専では教師のことを「教官」と呼んでいました。高専では大学と同様に「講師」「助教授」「教授」が授業を教えていましたので。
ところで、高専という学校は、実はなんとなく入学してしまう学生が多かったのです。
かくして、なんとなく入学してしまう学生が多数発生し、目的もなく入学してしまった学生たちは、現実の厳しさに直面するのでした。
さらに、1県1校が基本ですから、学生は県下全域から集まります。当然学生寮も完備されていて、そこでは夜な夜な、先輩から後輩に「酒の飲み方」を指導されていたとか…
中学の先生がたにしてみれば、担任クラスから高専生を出したらきっと自慢でしょーからねえ。高専の教師が「教授・助教授」ってのは、そういえば記憶にありますわ。『文教ニュース』とかで。
さてさて、なんかヤスキチに「高専の謎を暴け」と書いてありましたが……こうなると今年の3月に高専を卒業したばかりの私は黙っちゃいません。というわけで、1996〜2001年版長尾下降線(ATOK一発変換)……もとい、長岡高専の謎、ばらしちゃいます。
まず、19で卒業ではなく、普通の人は20で卒業です。5年間ですから。
あと、高専は大学と高校を足してうんぬんではなく、高専です。授業は一時間90分(例外的に50分もあり)と言うところは大学っぽいのですが、進級および卒業の制度は単位制と学年制の併用……進級条件を満たせば、その年に受けた授業の単位は必修単位なら取ったこととするとかいうとんでもなく変な進級卒業制度です。大学にもにてません。かといって高校でもありません。もう、完全に「高専」です。それ以外に言いようがありません。
あの山の上でどんなキャンパス(とお世辞にもいえるほど立派なものじゃございません)ライフを送っているかというと…ごくごくふつうです。そこら辺の高校と大差ないでしょう。ただ、以前はどうだか知りませんが、私のいた頃は「勉強の出来るマジメやつ=長高or大手、勉強出来るけど性格が濃いやつ=高専」という図式だったので、みんな性格が特徴的な人間ばかりでした。まぁ、個性が強いというか何というか…
あと高専らしい生活といったら、春の花見です。悠久山が近くにあるので、花見コールを起こして授業をつぶすという荒業があります。これ、不思議なことに先輩が後輩に伝えることはないのに、なぜか後輩に伝わってるんですよね。おそろしやおそろしや……
ちなみに、私の独断と偏見で決めた長岡高専の7不思議というものがあります。
・前途の通り学生が曲者ばかり
ちなみに私が高専を受験したときは一般高校と併願可能でしたが、現在は不可能のようです。 伝えてないのに自然に伝わる「花見コール」もじゅうぶん7不思議(笑)。5年生の暮らしはほとんど大学ですね。体育とかは、なくなるのでしょーか。 フゾクの謎との微妙な関係。実は高専生、フゾクの小学生に対して怒り心頭な人が結構多くいます。なぜなら、フゾクが利用する通学バス(裏門経由悠久山行き)は高専生も利用するバスだからです。特に帰り、時間帯が重なってしまうと我が物顔で乗ってきてぎゃーぎゃー騒ぎ出すフゾク生……私も何度怒りが限界付近まで達していたかわかりません。 おお、ナガオカの2大ミステリーゾーン(<失礼な)の意外な関係! いくらムカついても、ランドセルにカマキリの卵を入れたりしちゃダメですわよー。
高専というと長岡ではすごくマイナーな学校なのですが、田舎の中学の生徒会長だったような人が多く、入学したころは地元の期待を一身に背負ってきたような感じでした。 魔都ナガオカの魔窟・高専寮(笑)。その実態は次のレポートに!
他の方のレポートにもありましたが、1、2年生は基本的に自宅からの通学が不可能な人は、すべて入寮することが基本でした。
1年生は必ず4人部屋に入ります。
1年生の最初の試練は「寮歌、寮目標の暗記」でした。
隣組みんなで、別の隣組に「自己紹介」をしに行くという習慣もありました。まるで高校野球の試合の開始終了時よろしく2列になって向かい合い、一人ずつ自己紹介をするのですが、そのフォーマットが決まっていて、部屋番号、クラス、名前と、ここまではいいのですが、その後出身中学と、寮にいる同じ中学校卒の先輩の名前まで言わされます。先輩がいない人はいいですが、顔も名前も知らない先輩が大勢いる人はたいへんでした。
部屋にもよりましたが、週に一度「ミーティング」と称する、今でいうとNHK教育の「しゃべり場」みたいなことをやってました。10人程度で集まって、何かテーマを決めて、それについて徹底的に話し合うというようなものです。
このミーティングで、他の中学校から来た自分と同じ1年生が立派な意見を持っているのにカルチャーショックを受けたものです。司会者に意見を求められたときに「さっきの人と同じ意見です」などと言おうものなら、すかさず指導寮生にニラミをきかされ、評価を落とされますので、結構冷や汗モノだったことを覚えています。
年度が終わりに近づくと、翌年指導寮生になることを希望する1年生は、現指導寮生の面接を受け、選抜されます。指導寮生になるということは、定員オーバーになる上級生になっても寮に残れる(「残寮」という)事実上の条件でもありました。下宿やアパートに比べて費用が安く上がる残寮は、一種の親孝行でもあったのです。
以上の内容は、1980年前後の話です。今ではずいぶん変わっていることでしょう。残寮の話など、今は昔です。75年ごろに「寮改革」を行なった、当時5年生の寮長が上記のスタイルを確立したと聞いたことがありますが、定かではありません。
#「花見コール」がいまだに続いてるのって、いったい... 理系人って、なんとなく、集まらないでそれぞれスキなことをやっているっていうイメージがあったんですが、想像以上の硬派路線にびっくりです。理系男塾〜。
私の場合、高専は補欠合格だったのですが、多分補欠だとこれから先の授業についていけないだろうという事で入学を辞退しました。 高専辞退経験者さんからでした。近年は選択の余地も出てきたってことでしょーか。
>寮に限ると、かなり面白い話もありますかね。@01
>うちらにとっては「女子寮」の方が魅惑的な「謎」ですが…。@02
>「起床ー!」@02
>当然いろんなバリーションも出てきます。@02
>寝ている間にベッドごと外に運び出し@02
>5年次には卒業研究という履修項目があります。@04
>油そばです(笑)。@04
>今でも入試倍率は2倍強を維持しているそうです。@05
>校内のあちこちに喫煙所があって、そこを占拠していたのは3年生(もちろん未成年)でした。@06
>体育とかは、なくなるのでしょーか。@07 各項のポイントに「り」して頂いてどうもありがとうございます。それにしても、「飯食いに行きましょ〜」は「起床ー!」に比べてなぜこんなにヤワラカなのか???
みなさまの高専の話を見ていたら、いろいろ書きたくなりましたので、書いちゃいます。
その1 高専卒業年齢について
その2 お昼のお仕事
その3 校歌を知らない高専生
その4 学祭でのコンサートのはじめて
とりあえずこんなところで。 「EPO」ってイカニモ学園祭〜(笑)。「長岡の昼の…光の色」は、科学者魂を感じさせますねえ。「プロジェクトX」をほーふつとさせる、ジミに何かをやり遂げた男の一生! …「ジミ」は余計か。
「高専のヒミツ」がこんなに充実したページになるとは思いませなんだ〜。
あまりの充実ぶりに、つい長岡高専のHPまで見ちゃいました。
高専の秘密の薄皮はらっきょうのように一枚ずつはがされつつあり、徐々にその姿をあらわにしてきています。
あと、もう一つは「S雄警報」に「オガちゃん警報」。 「オガちゃん警報」は私も知りたいです。「オガ風呂」との関係も(笑)。
「おがちょん」とは某体育教官のあだ名です。
就職については、割と名前の通った世間的には良い会社に就職する人が多いです。
昨年、久しぶりに高専の学食に食べに行ったときメニューの少なさに驚きました。
高専祭の芸能人なら絶頂期の「CCガールズ」や「陽はまた昇り繰り返す」でブレイクし始めた頃の「ドラゴンアッシュ」も来ていましたね。ドラゴンアッシュはタダだったし、意外と太っ腹よね。
女子(寮)はモテモテ?
男子寮の4号館特有の行事であった「早×大会」は今もあるのか?
「オガちょん」は体育教官でしたか。学食は、「周さん」がヘタになったのか、異動してしまったのか、大いに謎。それにしても、実名じゃないからいいんでしょーけど、高専関係者内にはわかりまくりなんでしょーね、この稿(笑)。
『15:話題のオガちょん』へのレスポンス。
初稽古>寒稽古 だそーです。男子が圧倒的な高専、お汁粉よりもお雑煮のほうがいいと思うけどなあ。そして、はれんちな記述があったためアレされた『早×大会』についてのレス。 私はいの一番に「×漏大会」を連想したのですが、あってますでしょうか。 これまたはれんちな表記があったためにアレさせていただきました。なんだかさっぱりわからないですねえ。
|
...To Be Continued! 次ページへ!