季節はずれの『大花火スペシャル』。
はじまりは、大花火音頭を歌っているのは北島三郎だったというネタ
でした。どうせなら歌詞も載せようとしたところ、これが思い出せない
思い出せない。結局記事にできなかったんですが、そのヤリトリがあま
りにバカっぽかったので載せてしまいます。
カッコよく言えばメイキング・オブ・NG!
1998年2月某日
副主宰:ねえねえ、大花火音頭ってさ、北島三郎が歌ってるらしいよ。
主宰:うそー!どうしてそんな大御所が。
副:どうしてか知らないけどホントだよ。会社の子が言ってた。
原信の古い歌を教えてくれた子が。
主:ああ、NG!陰の敏腕スタッフ。私、顔も名前も知らないけど。
副:O地さんといいます。
主:O嬢ね。古典だなー。
副:え?
主:どうせなら歌詞載っけたいなー。♪どーしょいのー、だよね。
副:そうそう。どーしょいのー、どーしょいのー、ど〜しょ〜い〜の〜。
主:終わった。
副:あら。
主:オミシャがつけた♪
副:火が走る〜♪ そうだ、そんな歌だ。
主:でも、私、ここしかわかんない。
副:あたしも...。こんどO嬢に聞いてみる。知ってるかも。彼女、ヘンな
ことに詳しいから。
主:つくづくNG!向きの人だなあ...。
翌日。
主宰の家にFAXが。
発信元はT社。副主宰とO嬢の勤務先である。
『大花火音頭
男度胸の三尺玉が
どんとはじける 長岡花火
はずむ音頭にわきたつ踊り ちょいとね
スターマインの乱れ咲き
どんどんどどんのどんどどん
※おみしゃんがつけた火が走る
どーしょいの どーしょいの
どーしょーいーのー』
主宰、副主宰にTEL。
主:男度胸の!
副:三尺玉が〜♪
主:そうだよー。そう始まるんだよー。思い出した。O嬢ありがとー!
副:「はずむ音頭にわきたつ踊り」は、自信ないって言ってた。
主:「ナントカ音頭にわきたつナントカ」はイケてるような気がするけど。
でも、二番になると、O嬢...。
『×××× 大空 ×××
××××××××
×××× 七色十色 ちょいとね
西も東も信濃川
どんどんどどんのどんどどん
※くりかえし』
主:伏せ字だらけなんですけど。
副:「大空ナントカ〜♪」は、いいと思わない?
主:あ、思い出した!越後平野だ!
副:♪越後平野〜の〜大空、
主:高く〜♪
副:いいじゃん!
主:日本花火の
副:ちっちゃい声。
主:日本花火のナントカ、だと思うんだけど。自信ナイ度高い。
副:七色十色はどう?
主:うん、なんとなく聞き覚えが。でも、に、に、「西も東も信濃川」は
絶対ナイと思う!
副:...(笑っている)...どっちを向いても信濃川!
主:「信濃川」はイイと思うのよ。水...水もナントカじゃなかったかな。
...水もしたたる信濃川。
副:違うと思うよ...。三番行こう。
『越後長岡 長生橋に
××××××××
うけて情けのナイアガラ ちょいとね
花火長岡世界一
どんどんどどんのどんどどん
※くりかえし』
主:伏せ字、減ってる!
副:「うけて情けのナイアガラ」は自信ないって言ってた。
主:今、突っ込もうかと思ったトコです。
副:「情けのナイアガラ」ってねえ。たぶん「情けの塩もなか」と一緒に
なったんだと思う。
主:ローカル...。じゃ、今日の結果をまとめまーす。正調・大花火音頭。
男度胸の三尺玉が
どんとはじける 長岡花火
はずむ音頭にわきたつ踊り ちょいとね
スターマインの乱れ咲き
どんどんどどんのどんどどん
※おみしゃんがつけた火が走る
どーしょいの どーしょいの
どーしょーいーのー
越後平野の大空高く
日本花火の××××
×××× 七色十色 ちょいとね
水もしたたる信濃川
どんどんどどんのどんどどん
※くりかえし
越後長岡 長生橋に
××××××××
うけて情けのナイアガラ ちょいとね
花火長岡世界一
どんどんどどんのどんどどん
※くりかえし
主:.....。
副:原田、一本目ってトコかな。
主:失敗ジャンプ。
副:敗因は。
主:水もしたたる信濃川。
副:「西も東も」に戻しとく?
主:「情けの塩ナイアガラ」。
副:...ヤケになるなよ。
主:はい。というわけで、ボツでございます。
ごめんねO嬢...顔も知らない敏腕スタッフ。
#02 リベンジ篇
『大花火』ボツ事件から数日後。
副主宰の勤務先T社から再びFAXが。
内容は何と『大花火音頭』の歌詞カード! おまけに『長岡甚句』まで!
すごすぎる副主宰の取材能力! ちゃんとやってるのか仕事!
というわけで、『大花火音頭』完全版、満を持しての登場でございます。
ながおか大花火音頭 北島三郎 , クラウンオーケストラ 作詞:富永久男 補作:深尾須磨子 作曲:島津伸男
一、
ハアー
二、
ハアー
三、
ハアー |
主宰:なるほどねえ。 副主宰:O嬢もあんたも、そこそこイイ線いってたんだね。 主:「受けて情けの」は実在のフレーズだったんだなあ。 O嬢すごい。 副:「水も光の信濃川」が「西も東も信濃川」。 主:適当に聞いて覚えた歌にありがちなカン違い。 副:赤い靴の系統ですね。 主:♪ひいじいさんに連〜れられて。 副:ええ話や。 主:ジイさん長生きやねえ。 副:あたしアレが好きだよ。ほら、あんたの友達の『アルプス一万尺』。 主:ああ(笑)、ジャック。友達の超カン違い。 副:そうそう。♪ア〜ル〜プ〜ス〜一番ジャック、 主:♪子ヤギのう〜えでアルペン踊りを踊りましょ、ヘイ! 副:誰なのよジャックって! 主:アルペン踊りNo.1ダンサー。子ヤギの上でも踊れる。 副:筋道立ったカン違いだなあ。「子ヤギ」のとこ、ほんとは何だっけ? 主:私、コヤリって歌ってたけど、そういえば意味わかんない。 副:民謡も童謡も奥が深いね。 主:深すぎるのが『長岡甚句』。大花火のB面がこれとは。 よく見つけてきたね、こんな歌詞カード。 副:出どころは友達のKちゃんです。ダンナがレコード持ってたの。 ダンナ、サブ北島のファンなんだって。 主:はあ!? 副:つきあってたころ、三万くらいのディナーショーに誘われたって言って たよ。さすがにそれは断わったみたいだけど。 主:....よく結婚に踏み切ったねK嬢。 副:結婚してから「実は俺、サブちゃんファンなんだ」って言われるよりは いいんじゃない? 主:サブ・カミングアウト。 副:なんか違うよそれ。 主:それでは長岡市K嬢宅で局地的にヒット中、北島三郎『長岡甚句』! 年少読者のために現代語訳をつけてお届けします。 K嬢とそのご主人、どうもありがとうございました! これでお二人も、 顔も知らない敏腕スタッフの仲間入り! 副:うれしくないと思うよ....。
長岡甚句 北島三郎 編曲:島津伸男
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ハァーエーエエヤ長岡 柏の御紋 七万余石のあの城下町よ ヤーサー余石のあの城下町 アーヨシタヨシタヨシタ
ハァーエーエエヤお前だか
ハァーエーエエヤお山の
お前エーエエヤ 川西 |
ああ、長岡の街のエンブレムは柏。 米が約1260万リットル以上とれる城下町だ。 ヤーサーリットル以上とれる城下町だ。 よくやった、よくやった。 (とりあえずおおまかにリスペクト)
ああ、お前か。
ああ、悠久山の千本の桜。
お前は、ああ、川西の住民で、私は川東の住民だ。 ※二番の『豆畑の除草』は『枝豆もぎ』の説もあり。 |