ローカルCMアーカイブ山田建築篇

【山田建築】
ポピュラータイプ。画面には「桧」の文字がドーンと大きく映し出され、ご陽気な女声コマソンが。投稿者さん談、
 「天気予報のスポンサーにもなっており、上中下越・佐渡地方それぞれの予報が書かれた図にこの曲がかぶせられていた。この天気予報、冬期になると新潟県の人々は「どうせ明日も雪」と天候を気にしない悲しい生活に入るため、画面への注目度は低下し、相対的に曲だけが耳を刺激することに。テレビでありながら画像よりも音で伝えるこの手法は、オリジナルCMソングを持つ会社と雪国の気候だからこそできるワザである」
……ある意味哀しい雪国効果だが、たしかにコマソン寄せられ率は非常に高い。

 ●投稿者さん談「ゼッタイまちがいありません!(みなぎる自信!)」版
 ♪広く明るいパパのお部屋 ママのキッチン〜
 ボクの可愛いお城もとてもステキでしょ〜 うぉ〜
 我が家の夢をみんな叶えてくれました
 健康家族の桧の家 山田建築〜♪

 ●投稿者さん談「ハッキリ覚えてます!」版
 「この歌はハッキリ覚えてます!
 たしかこのCM、今でもNSTの天気予報のスポンサーでやってる
 ような気がします。
 長岡在住のときにほとんど毎日、この天気予報に遭遇していたので、
 洗脳されてしまいました(笑)

 ♪広く明るいパパのお部屋〜(以下同文)」

 ●「長寿泉」版
 「24時間風呂「長寿泉」も売っていたころは

 ♪広く明るいお部屋です 家族団欒
 いつもぽかぽか湧いています長寿泉
 我が家の夢をみんなかなえてくれました
 健康家族の桧の家 山田建築

 でした」

 ●「ポーン」版
 「私が知っている山田建築の歌はこんなんです。

 ♪広く明るいパパのお部屋 ママのキッチン
 ぼくのかわいいお城も とても素敵でしょう
 我が家の夢を みんなかなえてくれました
 健康家族の檜の家 山田建築〜ポーン お昼休みは
 ウキウキウォッチング♪」

最後のは、多少の混乱がありますね(笑)。

そして、吉例正月バージョンについても報告が。

 「社長さんが合成画像で3人同時に出てくるのです。
 最初は右で鉋(かんな)をかける社長と、左で木を削る社長、
 途中からは真ん中で喋る紋付き袴の社長と、左右に先ほど木を
 加工していた社長2人が。職人用コスチューム(笑)も、それぞれ
 異なったものになっていました。
 これだけ手の込んだ新年の挨拶CMを作れる山田建築は、
 相当儲かっているのかなぁと思わざるをえない内容でした。」

これは私も観ましたわ。3分割画面に右から社長・社長・社長。さすが新世紀の幕開け!と思ったり思わなかったり。

そして、これら人気爆発山田建築コマソンは、なんと同社のホームページにリアルオーディオのファイルで置いてあるらしい。
http://www.yamadakenchiku.co.jp/
という非常にわかりやすいドメインの、
http://www.yamadakenchiku.co.jp/images/CM-song.rm
ココ↑にあるとのこと。ちなみにホームページの「お知らせ」のところに「CMソング!」のボタンはあるのですが、なぜかデッドリンクになっているという…。

ひじょーにナマナマしい社長情報一件。

「私は数年前に山田建築の社長と夜の殿町で飲み明かしたことがあります。
 当時まだバブルの名残があった時期で、社長のファッションもそれはそれはバブリーなものでした。金の喜平のネックレスとブレスレットに金無垢のロレックスを身につけ(お約束ですね)シルク製の玉虫に光る素材のダブルのスーツに、サブちゃん風のパンチパーマをなでつける指にはこれまた金にダイヤ入りのオーダーで作らせたというごっつい指輪を光らせていました。
 彼は同じようないでたちの自社の部長を従え(明らかにこの人が年上なのに舎弟扱いだった)ていました。 社長は同じ店で一人シブく飲んでいた私をナンパし、自分の隣りに座らせていろいろな自慢話を聞かせてくれました。
 その話の中にコマソン裏話が出てきたのです。
 あの歌の作詞作曲は社長なのだそうです。3番まであり、かつて某クラブのお姉ちゃんに「この歌を3番まで完璧に歌えたら、100万現金でやるよ」と言ったところ、彼女は偶然にも知っていて完璧に歌ったそうです。社長はその場で経理の男の子に電話をかけて100万円を店まで持ってこさせたそうです。
 なんでも社長はかつてレコードデビューしたことがあるそうで、たしかに歌が上手かった。私とチークを踊りながら「ブランデーグラス」を歌ってくれました。聞けばなかなかの苦労人で、筋の通った人間味あふれるセクシーなナイスガイでしたよ。

 その数年後、社長の経営する「酔いうた倶楽部」(川西にあった)が火事で焼けてしまい、それ以降、お水の世界には進出していない模様」

 バブル期・建築業・社長、とくればやっぱりこーゆー展開になるのでしょーか。それにしてもあのコマソン、社長の作だったとは思いもよら……なくない(笑)。

 恒例・正月バージョン情報。2002年版は意表をついて芸能人を起用。「扇ひろ子」という女性演歌歌手が和服で登場し、そしてやっぱり社長も登場し、2ショットトーク。うーん、なんだかひじょーにパブタイムですね。「健康家族のヒノキの家っ♪」なのに〜。

 終わらないバブリー伝説、2002年夏版。山田建築、ついに長岡まつりの花火を打ち上げ開始でございました模様。2日の三尺玉直前という好位置にベスビアス大スターマイン。なんと、ウグイス嬢のアナウンス前に「♪健康家族の♪」コマソンが流されたとか。投稿者さん談「私の周囲の数名(全く赤の他人)は一緒になってCMソングを口ずさんでいました。恐るべしですね。山田建築」。……どーしょいの。

 花火続報。どうやらかなりの見物客が不覚にも歌ってしまっていたらしい。投稿者さん談「大手大橋の西詰のあたりはみなさん歌ってましたさ」。信濃川にこだまする「けんこーかぞくの♪」かあ……。


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