1992年10月15日(大蔵事務官)
業種
決算期
指摘事項
対象
小売業
3月
保険金収入
法人税

動産損害保険事故の収入金額の計上不足



ある時、誤って仕入れた商品を一般ゴミと一緒に捨ててしまった事業所がありました。警察に紛失(?)届を出すと同時に、ゴミ廃棄場に商品を探しに行きましたが、見つかりません。

後日、取引している損害保険会社の代理店に相談して、保険事故として処理することが決定。保険金を受け取る。その際、代理店が相当骨を折ってくれました。




税務調査実施されました。
保険金収入に計上不足があることが判明。

保険金収入の一部を、個人名義の積立障害保険の一時払い保険料に充当し、その相殺後の金額が預金口座に振り込まれていました。




調査員は、特に指摘する問題点を予め準備していたわけでもないらしく、この保険事故のことを指摘するまで、「困った困った」とつぶやいていました。

一体何が困ったのでしょう。




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