使いこなそう!弥生会計


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一昔前、財務会計ソフトは、オフコンといわれる専用機ばかりで、高嶺の花でした。ようやく見つけたパソコン用のソフトも、「帯に短し、襷に長し。」という状況でした。当事務所でも、当初は専用機が購入できず、パソコンで動作するその端末ソフトを20万円、分析用にマイクロソフトのエクセルを9万8千円で導入しました。「いつかは、専用機。」と考えていた時期で、ウィンドウズが、フロッピーディスク1枚で起動できた頃です。決算の度に、その端末ソフトのホストコンピュータを持っている会計事務所に決算書の出力をお願いに行ってました。

そんな折、朝刊の「ビジネスウェア」の記事が目にとまり、午前中でその日の仕事を済ませ、高速道路を一路札幌へと飛ばしました。そこで出会ったのが、当時のミルキーウェイの「三代目大番頭」でした。当事務所では、関与先の電子化、今で言うIT化を当初より目指していました。そのため、簿記初心者からプロの使用まで耐えられるような財務会計ソフトを探していました。三代目大番頭は、当時25万円と高価でしたが、当事務所の考えに最も近いと思えましたので、その場ですぐに購入を決めました。現在、弥生と社名を変え、弥生会計と進化を遂げています。

関与先のIT化を目指して導入した三代目大番頭とマイクロソフトエクセルを、デモンストレーションも兼ねて持ち運びできるエプソンのラップトップパソコン「PC386LS」に搭載して、関与先の月次決算へ出かる毎日。パソコンはまだまだ高価で、事業者も「会計事務所には、記帳代行を頼んでいる。」という意識が強く、興味を持ってもなかなか導入までいきませんでした。でも、会計事務所へ報告するために、同じことを何度も書かなければならないと疑問を感じてきた事業所から、徐々に強い関心を寄せられるようになってきました。

時代は、32ビットのウィンドウズ。手軽さ、簡単さも手伝って、徐々に一般にも広まってきました。今では、会計事務所に記帳代行を依頼するのではなく、「記帳は自分で。」という事業所が増えてきました。記帳代行の呪縛から少しずつ開放されてきた会計事務所では、さらに充実したサービスの提供を目指して、日夜努力(?)を重ねています。

財務会計ソフトは求めやすい価格になり、操作も飛躍的に簡単になりました。そうは言っても、まだまだ使いこなしていない部分が多い。当事務所でも弥生会計の機能のうち、20%程度しか活かしきれていないと思います。ここでは、マニュアルに載っていない弥生会計の使い方、とは言っても私は三代目大番頭をはじめ弥生会計に至るまでまったくと言って過言でないくらいマニュアルを読んでいないので、マニュアルに掲載されているかもしれません。まあ、そんなことは気にせず、弥生会計をどんどん使いこなしましょう。「へぇ〜〜〜。」と言えるような使い方を紹介できればと思います。「そんなこと知っているよ。」と、お叱りを受けそうですが、お付き合いください。また、自分の会社には向かないソフトなどとボヤく前に、いかに自分の会社に合うように使えるか工夫しましょう。

質問等は、できれば「使いこなそう弥生会計メーリングリスト」にお願いいたします。なお、税務に関する質問はご法度です。

2003年11月03日


-----環境-----
Microsoft WindowsXP Professional(SP2)
Microsoft Excel2002(SP1)
Microsoft Internet Explorer(SP2)
Mozille Firefox
秀丸エディタ
弥生会計03Professional (since 2003/11/03)
弥生会計04Professional (since 2003/11/24)



更新:2005年03月25日
弥生会計の科目体系編に「摘要語句にサーチキー3を自動設定」の記事追加

INDEX

  1. インストール編
  2. データ作成編
  3. 基本設定編
  4. 科目体系編
  5. 開始残高編
  6. バックアップ編
  7. データ入力編
  8. 経営分析編
  9. 決算編



弥生会計05以降はこちらです。
また、弥生会計04までの「使いこなそう!弥生会計」で紹介した操作方法と大きく変わらない限り、弥生会計05以降の「使いこなそう!弥生会計」は取り上げておりません。バージョンが違っても、どこかに使える便利技が載っているかもしれません。
なお、新規の記事は、弥生会計05以降の「使いこなそう!弥生会計」に引き続き掲載していきます。



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