減価償却資産の償却方法を定率法から定額法に変更した場合には、その後の償却限度額は、次の「1」に掲げる取得価額及び残存価額を基礎とし、次の「2」に掲げる年数に応ずる償却率により計算します。
法定耐用年数 | 12年 |
定額法償却率 | 0.083 |
取得価額 | 5,000,000円 |
期首帳簿価額 | 1,200,000円 |
取得価額:X = 1,200,000
残存価額:A = 5,000,000 × 10%
当期償却限度額:Y
Y = (X − A) × 0.083
Y = 700,000 × 0.083
Y = 58,100
取得価額:X = 1,200,000
残存価額:A = 5,000,000 × 10%
残存年数:B
償却率:C
当期償却限度額:Y
(*1)Y = (X − A) × C
経過年数の割合を定率法未償却残額割合に照らして、残存年数を求めます。
割合:N = 期首帳簿価額 ÷ 実際の取得価額
実際の取得価額:L
N = X ÷ L
N = 1,200,000 ÷ 5,000,000
N = 0.240
耐用年数「12年」の未償却残額割合一覧
経過年数 | 未償却残額割合 |
1 | 0.825 |
2 | 0.681 |
3 | 0.562 |
4 | 0.464 |
5 | 0.383 |
6 | 0.316 |
7 | 0.261 |
8 | 0.215 |
9 | 0.178 |