社会保険料

社会保険料、つまり健康保険、厚生年金の法人負担金額の損金算入時期はどのように取り扱うでしょう。
下記の表に掲げる区分に応じて、次のように取り扱います。(基本通達9-3-2)

項目	損金算入時期
健康保険法第155条もしくは厚生年金保険法第81条の規定により徴収される保険料、同138条の規定により徴収される掛け金または同140条の規定により徴収される徴収金	その保険料、掛け金または徴収金の額の計算の対象となった月の末日
健康保険法附則第3条の規定により徴収される特別保険料	特別保険料に係わる賞与等の支払をした日

例1
給与の支払を20日締め、当月末払い

給与支払時

借方科目	借方金額	貸方科目	貸方金額
給与手当	1,0000,000	現金預金	900,000
		預り金	100,000
預り金	100,000	未払金	200,000
法定福利費	100,000

社会保険料支払時

借方科目	借方金額	貸方科目	貸方金額
未払金	200,000	現金預金	200,000

例2
給与支払を末締め、翌月10日払い

借方科目	借方金額	貸方科目	貸方金額
給与手当	1,000,000	未払人件費	1,000,000
法定福利費	100,000	未払金	100,000
または
未払人件費	100,000	未払金	200,000
法定福利費	100,000

給与支払時

借方科目	借方金額	貸方科目	貸方金額
未払人件費	1,000,000	現金預金	900,000
		預り金	100,000
または
未払人件費	900,000	現金預金	900,000

社会保険料支払時

借方科目	借方金額	貸方科目	貸方金額
預り金	100,000	現金預金	200,000
未払金	100,000
または
未払金	200,000	現金預金	200,000

戻る