使いこなそう!弥生会計---バックアップ編---


最近のパーソナルコンピュータは、性能や耐久性が非常に向上しました。しかし、絶対壊れないというものではありません。弥生会計のシステムは、マスターのCD-ROMがありますので、いくらでもインストールし直すことができます。しかし、会計データは日々入力されたものを積み上げた結果です。壊れてしまえば入力し直さなければなりません。新年度が始まったばかりであれば、取引件数も少ないし入力の手間もさほど苦にする量でもないかもしれません。

ここで登場するのが、データのバックアップです。基本設定編で、自動バックアップの設定方法を紹介しましたね。自動バックアップのデータはウィンドウズの起動ドライブと同じドライブのフォルダに作成されます。もしも、PCがクラッシュしてしまった場合、ウィンドウズの起動用ドライブのハードディスクが壊れてしまう場合がほとんです。そうすると、自動バックアップデータも壊れてしまします。

データ作成編で紹介しましたが、データの作成先を「Cドライブ」以外に保存するようにしておくと、もしもPCがクラッシュして「Cドライブ」が壊れてしまっても、それ以外のドライブに保存されているデータには影響がありません。メーカーのプレインストール版であれ、自作のDOS/Vであれ、特別なことがない限りウィンドウズの起動ドライブは「Cドライブ」です。工場出荷状態に戻すCD-ROMをセットして、ハードディスクをフォーマットしてウィンドウズをインストールし直すのは、ほとんどの場合「Cドライブ」だけです。ウィンドウズの起動ドライブ以外にデータを保存するようにしておくと、もしものとき弥生会計のシステムをインストイールし直すだけで被害を最小限度に食い止めることができます。これは、弥生会計のデータに限ったことでなく、他のアプリケーションのデータのウィンドウズの起動ドライブと違うドライブに保存するようにするとよいでしょう。

お勧めは、一つのハードディスクドライブを複数のパーテーションで分割するのではなく、メディア自体を複数用意してドライブを複数にするほうです。最近では、IDEタイプのハードディスクの一時期に比べれば安価になりました。IDEタイプでは、マスターのハードディスクとCD-ROMで2つ使われている場合が多いため、使えるのは残り2つです。それ以上必要な場合は、SCSIタイプ等を用意するとよいでしょう。

  1. 複数ドライブの管理
  2. バックアップ
  3. バックアップファイルの復元
  4. ネットワークドライブへのバックアップ



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