使いこなそう!弥生会計---経営分析編---


要約月次推移損益計算書

もう一度エクセルのワークシートに読み込んだデータを見てみましょう。そうです、フィールド名がありません。つまり、どの列が何月のデータか、このままでは判断できません。

エクセル


それでは、もう一度弥生会計の残高試算表のウィンドウを見てみましょう。半期ごとに上半期残高(合計)と下半期残高(合計)というように集計されています。また、当期仮残高(合計)期末の決算仕訳と最終的な残高のフィールが用意されています。つまり項目名のフィールド3列を含めると全部で20列あります。上半期残高(合計)は10列目。下半期残高(合計)は17列目。当期仮残高(合計)は18列目。決算仕訳は19列目。当期残高(合計)は20列目です。不要な列は、作業性と操作を間違わないために削除しておきましょう。

残高試算表1

残高試算表2


それでは、読み込んだデータを集積用に作成したワークシートへコピーしましょう。ブック切り替えは、「Ctrl+Tab」キーで切り替えるのが便利です。その他にも「Alt+Tab」でも切り替えられます。もちろん、マウスを使ってタスクバーをクリックしても切り替えられます。私は、バージョン2の頃から「Ctrl+Tab」で行ってきたため、その方法を便利に使っております。

コピー


通常は貼り付けで構いません。また、コピーは「Ctrl+C」。貼り付けは「Ctrl+V」のショートカットキーを使っても構いません。

貼り付け


ここで、製造経費や人件費、販売費、管理費などのようにデータを集計または減算しなければならない項目があります。このときは、「貼り付け」でなく「形式を選択して貼り付け」を使います。それでは、製造経費の項目で説明しましょう。

製造経費は、「suii.TXT」の「製造経費合計」からコピーしてきます。ところが、このままだと外注費が含まれたままの金額です。外注費は別項目に抽出してあるので、重複していまいますね。そこで、初めに製造経費合計額をコピーし、先にコピーした外注費をその金額から控除します。

コピー




「形式を選択して貼り付け」を実行すると、ダイアログが表示されます。貼り付けは「値」。演算は「減算」のラジオボタンをチェックして「OK」ボタンをクリックします。製造経費では、「減算」を選択しましたが、人件費及び販売費では、「加算」を選択します。管理費は、製造経費同様に「減算」ですね。

形式を選択して貼り付け


すべてのデータのコピーがこれで済みました。


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