弥生会計05以降の「使いこなそう!弥生会計」のページ

インストール・環境設定編---旧バージョンのデータコンバート

弥生会計05では、それまでのデータベースエンジンと違うエンジンを使用しています。そのため弥生会計04以前の弥生会計(以後「旧弥生会計」という)製品との互換性に大幅に欠けているため、データコンバートできる項目に制限事項が数多くあります。旧弥生会計からのデータコンバートを行って移行する場合は、マニュアルの注意事項を確認して行ってください。

保存できる会計年度数
旧弥生会計までは、一つのデータファイルに1期分の会計データしか保存できませんでした。弥生会計05からは、一つのデータファイルに3期分の会計データを保存できます。そのため過去データも参照できるようになりました。

過去データ参照

また、旧弥生会計では、当期と前期の切り替えを「前年度へ(Z)...」と「本年度へ(Z)...」で行いました。弥生会計05では、「年度切り替え(C)...」で行います。


年度切り替え

データファイルに保存されている会計年度の一覧が現れますので、任意の会計年度を選択します。


会計年度選択


以上からも旧弥生会計のデータと違うことが伺えます。


データコンバート
旧弥生会計のデータを弥生会計05にコンバートしても、一つのデータファイルに3期分すべてのデータを格納することはできません。データコンバートした会計年度だけです。

平成17年4月にようやくデータコンバート機能を搭載した弥生会計05が登場しました。筆者はそれまで旧弥生会計で決算の終了した事業所のデータを旧弥生会計で更新せず、弥生会計05で新規にデータファイルを作成し、前期繰越額を手入力してきました。

開始残高

旧弥生会計では、勘定科目と補助科目を別々に入力していましたが、弥生会計05では一つの子ウィンドウにまとめられています。


開始残高入力


データコンバート機能を搭載した弥生会計05が登場しましたが、筆者はデータコンバート機能を使うつもりはありません。旧弥生会計ユーザーの皆様が弥生会計05へバージョンアップしたときは、データコンバート機能を使わず、新規にデータファイルを作成することをお勧めします。先述のように、大幅にデータ形式が変更されました。補助科目や部門管理など旧弥生会計で培ったノウハウに基づき、もっと使いやすくデータを作成したほうがよいように思われます。作業は大変とは思われますが、筆者は新規作成をお勧めします。

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